テレビCMタイアップ曲の好感度ランキングで、根強い人気を続ける「リルラ リルハ」を追うようにYUKIの「長い夢」が2位にランクインした。これは、オリコンの自社アンケート・パネルが、女性を対象にインターネット調査したもの。
エッセンシャルのCM曲「ハローグッバイ」が息の長い支持を集める中、もう一つの話題曲に投票が集中したが、このアンケートの対象である女性のF1層(20〜34歳)にとっては、アーティストとして、人としての"ウソのない"顔を見せるYUKIは憧れの存在として映っているのではないだろうか。 10代に熱狂的な支持層を持つ木村カエラとのコントラストが興味深い。「メロディと歌詞が耳に残る。彼女の歌声が流れると、テレビから目を離していても思わずテレビのほうに目を向けてしまう」(東京都 30代女性)、「曲が印象的。YUKI出演のCMも不思議な雰囲気で印象的」(神奈川県 20代女性)。 では、F2層(35〜49歳)に憧れの視線で見られているアーティストは誰なのか。その答えが8位に初登場してきた松田聖子だ。ライオンズマンションのCMで使われている「赤いスイートピー」に敏感に反応したのは彼女と同世代の女性だった。「「赤いスイートピー」ですよね。今も変わらず、きれいな声にかわらないお姿ですね」(神奈川県 30代女性)。「松田聖子の歌が懐かしかった」(東京都 40代女性)。80年代を共に過ごしてきた人たちにとっては、今も変わることのない"アイドル"なのだろう。 さらに注目されるのは、9位のマルーン5「サンデイ・モーニング」。宮沢りえが出演しているトヨタ"ヴィッツ"のCMソングだが、比較的洋楽が上位に登場することの少ないこの調査においてこの反応は要注目だ。彼らの曲が使われているもう一つのCM"ノエビア「ブルーアイス」篇"もコンスタントに注目を浴びているだけに、今後の動向が楽しみである。(5月12日〜16日の間、F1(20〜34歳)、F2(35〜49歳)の女性各300人、計600人にインターネット調査したもの)。