D-cubicには、アクセスポイントの帯域制限などは「一切設けない」と、ホリエモン社長は「1アクセスポイントあたり30人は同時にアクセスできる。その人たちが実効速度ギリギリまで使うこともないだろう」との予測を示したほか、アクセスポイント周辺のユーザーが自宅のISPとして利用する形態に関しても「問題ない」と答えた。
無料で利用できるスカイプの他にも、D-cubicのエリア内であれば、「livedoor NEWS」「livedoor MAP」「livedoor Blog」といったlivedoor内のコンテンツも、D-cubicの接続料金の必要なく無料で利用できる。
ネットを高速で利用できる環境があれば、必要なのはISPとしての機能だけ、D-cubicが高速ADSLにも負けない速度で利用できれば、必要以上十分なネット環境を手に入れる事ができる。しかもしれは、ワンコイン500円で実現できるのだから、あるYahooBBが登場したADSLの価格破壊以上のサービスになる可能性は十二分にある! サービスの利用環境は、IEEE 802.11gを採用して、サービスはベストエフォートだが最大54Mbpsのスピードで、音声も動画も問題なくサポートできる。広いカバーエリアと最大54Mbpsの通信速度で、屋外でも家庭やオフィスの環境に近い接続が可能になる。
■ D-cubicは「孫さんの低価格ADSLのモバイル版」とホリエモン社長
ホリエモン社長は自身のインターネット歴を振り返り、「初めてインターネットに繋いだときは9,600bpsと遅かったが、それでもインターネットで世の中と繋がっている感覚を共有することはエキサイティングだった」とコメント。「今では接続スピードも上がっているが、固定だけでは十分だとは思っていない。誰もが日常のインフラとして意識せずにインターネットを使うためには、モバイルのインターネット環境は必要不可欠だ」との考えを示した。 ホリエモン社長はソフトバンクBBのYahoo! BBを例に取り、「孫さんが月額2,000円台という低価格のADSL環境を実現したおかげでインターネット市場が広がった。D-cubicはそのモバイル版だ」とコメント。「ADSLよりも飛躍的に安く、一部のサービスは無料で使える。何よりも私自身が待ち望んでいたサービスだ」と自信を示した。 加入者数は、「525円のサービス以外に法人向けメニューも考えており、正確な数字は言えないが、おそらく15万人くらいがブレイクのターゲットになるだろう」と説明。「まずはブレイクインを狙うために数字は言えないが、ミリオンは超えたい」と100万以上の加入者目標を掲げた。 また、D-cubicのバックボーンは、ライブドアのデータセンターと共通のものが使われるが、これまではデータセンターに向かってデータを取りに来るトラフィックが多かったのに対して、D-cubicでは「他のポータルや動画配信など、外へ取りに行くトラフィックが増えてくるだろう」と考えているという。堀江社長は「利用しているバックボーンは上下対象の回線だが、現状では上りの帯域が下りの半分しか使っていない。そういう意味では、帯域が問題になることは考えられない」と語った。 将来的には、iBurstの利用で無線LANのエリア拡大も可能になる。しかも日本国内だけに限らず、D-cubicは全国展開ののち、海外展開も視野に入れているという!是非宇宙にも進出して欲しい! ■ D-cubic