運命の試合は静かに始まった。 ワールドカップアジア最終予選のの北朝鮮戦に臨む、日本代表のスターティングメンバーは、累積警告などで中田、中村、三都主、ケガの小野、高原、12番目のメンバーになるサポーターも不在の無観客試合を、日本代表はどう乗り切るのか!タイ・バンコクのスパチャラサイ国立競技場で午後5時35分(日本時間7時35分)運命のキックオフ!
日本は、前日までの練習どおり、FWは柳沢と鈴木の2トップ。トップ下には小笠原を配置。セントラルMFには稲本、左サイドには中田浩が入った。試合は日本時間19時35分キックオフ。 アジア最終予選B組の日本は勝ち点9で現在2位。勝つか引き分ければ2位以上が確定、世界で一番早く予選突破が決まる。敗れても、日本時間の午後11時35分から行われるイラン対バーレーン戦で、バーレーンが負けるか、引き分ければ、日本のドイツ行きが決まる。
メンバーは以下の通り。 GK:23 川口能活 DF:2 田中誠、5 宮本恒靖(cap)、22 中澤佑二 MF:15 福西崇史、29 稲本潤一、8 小笠原満男、21 加地亮、6 中田浩二 FW:11 鈴木隆行、13 柳沢敦
GK:23 川口能活 DF:2 田中誠、5 宮本恒靖(cap)、22 中澤佑二 MF:15 福西崇史、29 稲本潤一、8 小笠原満男、21 加地亮、6 中田浩二 FW:11 鈴木隆行、13 柳沢敦
『キックオフ―10分』日本ボールでキックオフ。日本は5分、加地が右サイドを深くえぐって折り返したが、北朝鮮がクリアし、チャンスを逃がす。その後も中田浩、柳沢らが攻め込むもシュートは打てない。周辺は晴れている。
『10分―20分』12分、北朝鮮のロングシュートはミートしない。日本も13分、加地がミドルを狙うも、大きく上へ外れる。北朝鮮は20分、右サイドからクロス、フリーで中央からヘディングシュートを狙われたが、ゴール上へ外れた。
『20分―30分』北朝鮮は28分、早くも切り札のFWキム・ヨンスを投入した。29分、日本はFKから中田浩がフリーでヘディングシュートを打つが、右へ外れた。北朝鮮の30分のミドルは左へ外れた。
『30分―40分』日本は球を支配して試合を優位に進めている。しかし、最後のアイデアに乏しく、ラスト パスの精度も低いため、なかなかシュートまでいけない。 『後半28分』 日本 GOOOOOAL!!
素早いリスタートから稲本がゴール前に放り込み、大黒がDFと競り合い、こぼれたボールを走り込んできた柳沢がボレーシュート! 横っ飛びしたGKの手をかすめながら、ゴール左に吸い込まれる。日本、待望の先制点! 『後半44分』 日本 GOOOOOAL!!
田中のパスに反応し、オフサイドラインをかいくぐってフリーで抜け出した大黒がGKと1対1。フェイントでGKの飛び出しをかわし、無人のゴールへシュート! 日本、ワールドカップ出場を決定付ける2点目! 『試合終了!!』 日本は2−0で北朝鮮を下し、3大会連続となるワールドカップ出場を決めたぁ。