米Googleは、WebサイトのURLなどをGoogleに送信し、検索結果に反映する「Google Sitemaps」のベータ版を公開した。Googleアカウントに登録すれば無料で利用できる。なお、Sitemapsを使ってもGoogleの検索ランクに影響は与えないとしている。
Google Sitemapsは、「Sitemap Generator」でWebサイトに関するXML形式のデータを生成し、Webサーバーに設置する、とGoogleの巡回プログラムが参照するというもの。例えば、サイトを更新した情報を生成することでGoogleの検索結果に新しい情報を反映させられるという。 Sitemap Generatorで生成したサイトマップ情報は、Webサイトに含まれるURL一覧で構成されており、各ページの最終更新日時、更新頻度などを入力することも可能だ。なお、Sitemap Generatorを利用するためには、Webサーバーにプログラミング言語「Python 2.2」以降がインストールされている必要がある。 また、メタデータ交換のためのプロトコル「OAI-PMH(Open Archives Initiative Protocol for Metadata Harvesting)」のバージョン2.0にも対応し、Sitemap Generatorを使わなくともRSS 2.0やAtom 0.3といったXML形式でGoogleに送信できる。さらに「XMLでの送信を強く奨めるが」とした上で、Googleではテキスト形式のURLリストも受け付けるという。ただし、テキストファイルの場合はUTF-8でエンコードされていることなどの制限もある。 Googleのエンジニアリングディレクターを務めるShiva Shivakumar氏は、公式ブログで「この“エコシステム”のベータ版は、Googleが各サイトの更新状況や新しいページを表示することに役立つほか、インデックス中の各ページに対する検索範囲を増強する」とコメントしている。 ■ Google Sitemaps