サッカー日本代表は、3日バーレーンナショナルスタジアムで、ワールドカップアジア最終予選のバーレーン戦をアウェーで行う、日本代表のスターティングメンバーは、前日までの練習どおり、FWは柳沢の1トップ。攻撃と守りの攻守交代を分厚くした中盤のメンバーが相互に補完する布陣で臨む。
日本は勝ち点6で現在同組2位。勝ち点差2の3位バーレーンを直接倒せば、3大会連続のW杯本大会出場へ大きく前進する。W杯出場権を自動的に獲得できる2位以内を懸け、日本は眼下のライバルとの直接対決に勝てば、W杯3大会連続出場に大きく前進する。3月の第1戦は日本が、相手オウンゴールで1−0で辛勝した。
日本は左太ももを痛めた高原(ハンブルガーSV)右足疲労骨折の小野(フェイエノールト)の中心選手が相次いで離脱するアクシデントに見舞われ、布陣が注目される。ジーコ監督は「持っているものを出し尽くす」と勝利への意欲を示した。中田英(フィオレンティナ)を守備的MF、柳沢(メッシーナ)を1トップに置く、3−6−1の新布陣で敵地勝利を狙う。 B組のもう1試合はテヘランで行われるイラン−北朝鮮。A組はサウジアラビア−クウェート、ウズベキスタン−韓国を行う。 その後ろに2枚の攻撃的MFとして中村と小笠原を配置。故障で離脱した小野の務めていたセントラルMFには、中田英が入った。試合は日本時間25時35分キックオフ予定。
メンバーは以下の通り。
GK:23 川口能活 DF:2 田中誠、5 宮本恒靖、22 中澤佑二 MF:21 加地亮、15 福西崇史、7 中田英寿、14 三都主アレサンドロ、8 小笠原満男、10 中村俊輔 FW:13 柳沢敦 先の強化試合となるはずのキリンカップで、ペルーとUAEを相手に無得点連敗を喫した日本代表。得点力不足という課題を残したまま、いよいよ本番となるアウエーでのバーレーン戦に臨む。海外組からは、中田英、中村、柳沢、中田浩を追加招集し、わずかな時間で建て直しを図る。このバーレーンと、続く北朝鮮に連勝すれば、ワールドカップ本大会出場が決まるだけに、是が非でも勝ち点3が欲しいところだ。
◎ 前半34分 日本 GO〜〜〜〜〜OAL!!
中央から中田英がDF2人を切り裂くスルーパス。ペナルティーエリア手前に走り込んだ中村がヒールで中央に流すと、小笠原がワンツーのパスと見せかけたフェイクでDFをかわし、低い弾道のミドルシュートをゴールへ向けて放つ! GKの横っ飛びも届かず、ゴール左に突き刺さる。日本、先制 GO〜〜〜〜〜OAL!!
■ 前半45分 バーレーン
日本陣内でボールを奪うと、右45度からタラル・ユセフが強烈なミドルシュート!GK川口の手をかすめながらゴール左に一直線に飛ぶが、ゴールポストに嫌われて跳ね返される。
後半、中盤からバーレーンの足が完全に止まり、勝ったチームの如く動きが鈍い!
□ 後半43分 日本 8 小笠原満男OUT 29 稲本潤一IN
□ 後半 ロスタイム表示は2分の表示。
□ 後半46分 日本 13 柳沢敦OUT 28 玉田圭司IN 試合終了のホイッスル !!! バーレーン0x1日本ドイツWカップへ向けて貴重な勝ち点3をGETし大手!!
今回、サッカー日本代表がバーレーン戦に勝利したことで、3大会連続3回目のサッカー・ワールドカップ出場に王手をかけた日本は、アジア最終予選B組第5戦の北朝鮮戦が行われるバンコクに5日午前、乗り込む。 3月の北朝鮮のホーム試合での観客暴徒化への国際サッカー連盟の処分で、平壌開催から第三国での開催へと変更された第5戦は、異例の無観客試合ともなる。日本は故障のMF小野(フェイエノールト)の離脱に加え、累積警告により中田英、中村、三都主が出場停止。無観客試合への対策とともに、ジーコ監督が主力不在をどのように補うかも注目される。 日本は勝つか引き分けで出場権を獲得。敗れても、バーレーンがイラン戦(8日・テヘラン)に引き分けか負けると本大会への切符を手にできるが、ジーコ監督や主将の宮本ら選手たちは北朝鮮戦で自力による出場権獲得に強い意気込みと自信を示す。日本は98年のフランス大会に悲願の初出場を果たし、02年日韓大会には開催国として出場し、決勝トーナメントに進んだ。 ◆複数のチームが同じ勝ち点で並んだ場合、当該チーム同士の対戦結果が優先される。バーレーンに2戦2勝の日本は、最終的に同じ勝ち点に並ばれても、この規定で上位に立つ。バーレーンはイラン、北朝鮮に連勝して勝ち点10。日本は北朝鮮と引き分けで勝ち点10となり、この時点で2位以内を確保できるので、出場権を獲得する。 ◆日本が残り2試合に連敗して勝ち点9のままの場合、バーレーンは連勝で勝ち点を10にしない限り、日本を上回れない。日本が北朝鮮に敗れても、イラン戦でバーレーンが引き分けか敗れると、日本に出場の朗報が届く。 ◆4連敗の北朝鮮は残り2戦に連勝しても勝ち点は6どまり。既に勝ち点を9に伸ばした日本は、残り2戦を落としても最悪3位は確保。A組3位とのプレーオフ(9月3、7日)、さらにそこを勝ち抜いたうえで大陸間プレーオフ(11月12、16日)に最後の望みを託すことができる。 ◆イランは8日のバーレーン戦で勝つか引き分けで2大会ぶり3回目の出場が決まる。