デルは、法人向けデスクトップPC「OptiPlex」シリーズに、情報セキュリティの強化を図ったハードディスク非搭載モデル「Dell ThinPC」を追加、6月2日より販売を開始する。
PC本体に情報を一切残さず、盗難などによる情報漏洩を防ぐことができる、情報漏洩対策にハードディスク非搭載の「Dell ThinPC」の登場です。
シンクライアントなどの専用端末とは異なり、Dell ThinPCはHDDを搭載しないということ以外は通常のOptiPlexと同様。普通のPCと全く同じ使用環境を提供できることで、エンドユーザーの生産性に影響を与えることなく、セキュリティレベルを向上できる。またHDDを追加すれば通常のPCになるため、将来の転用・再配置にも柔軟に対応可能だ。 活用するためのソリューションとして、「Dell ThinPC Solution」の提供も同時に開始。サーバーから端末の各種データポートを一元的に管理でき、USBメモリなどを使った情報漏洩にも対応できる。そのほかサーバー側でHDDイメージの管理を一元集中的に行い、端末側にHDDが不要となることで、障害率の低下、運用コストの低減も期待できる。 通常のOptiPlexと同様、Dell ThinPCでもBTO方式に対応しており、CPU・光学ドライブ・メモリなどをニーズに応じてカスタマイズ可能。構成例として、Pentium 4 / 3.0GHz、DDR2 / 533といった省スペース型BTXモデルの場合で、79,000円という価格が紹介されている。