ブルース・ウィリスが、スバルレガシィが300万台記念として初代CMキャラクターが12年ぶりに再びCMに登場する。
スバル レガシィは、世界累計生産台数が300万台を突破したことを記念し、初代CMキャラクターである米俳優、ブルース・ウィリス(50)を再びCMキャラクターにしたCMを放送します。
12年前の初代レガシィのデビューは、まだバブル景気の恩恵を受けていた89年の2月。当時の主力モデル「レオーネ」の上位に位置するモデルとして開発された。好調な他メーカーに対して赤字に苦しんでいたスバルが最後の大勝負に出た車両だ。
水平対向エンジン+4WDのメカニズム、ステーションワゴンの存在などはレオーネ譲りだが、エンジンを含めすべてが新開発されている。メカニズムなど一切の制限がない状態で開発されたものの、完成した車両はいかにもスバルらしいものになっているのが素晴らしい。
デビュー当初からセダン/ステーションワゴンの両ボディを持ち、最上級モデルはターボエンジン搭載のセダンRS。セダンのベーシックグレードを除いて駆動方式を4WDに統一し、商用のバンモデルをラインナップしないという意欲作だった。エンジンは2000ccターボ(220馬力)、2000ccDOHC(150馬力)、1800ccSOHC(110馬力)のラインナップ。 発売当初は販売不振だったが、10月にツーリングワゴンにターボを搭載したGTが追加されると大ヒットとなり、その後のワゴンブームを生み、牽引していくこととなる。RSの220馬力に対して200馬力とデチューンされているが、それでもここまでハイパワーなワゴンは過去に類を見ないものだった。
2代目レガィは初代を超える大ヒット!「ワゴンはレガシィ」を決定づけたモデル。ツーリングワゴンの代名詞となったレガシィが2代目にフルモデルチェンジしたのは93年10月。ホイールベースを50mm延長させて居住性を向上させたが、ボディサイズは全長で60mm、全幅で5mm延長と、5ナンバーサイズに収めている。デザインは前モデルからのキープコンセプトで、レガシィらしさを十分に感じさせるものとなった。
3代目のレガシィは98年のフルモデルチェンジによりデビューした。ステーションワゴンが6月に、遅れてセダンが12月にB4という名で登場。先代モデルにあったFFは姿を消し、全モデルが4WDとなった。
4代目レガシィは、「走りの楽しさ」をテーマに世界的にもユニークな水平対向エンジンを搭載し、4WD(スバルではAWDと呼ぶ)との組み合わせで全天候型の幅広い走破性を誇るスバルのレガシィが、おおよそ5年振りにフルモデルチェンジされた。
基本的なコンセプトは継承されたものだが、従来のウィークポイントはすべて見直しされて強化し、さらにエンジン、ハンドリングともにシェイプアップされ、1段階どころか、2段階もステップアップした。
スターターを回すとEJ20型と呼ばれる磨き上げられたフラット4エンジンが目覚めた。アイドリングは静かで、バイブレーションもなく、スムーズに回る。 かつての独特な「スバルサウンド」はなく、スムーズな新しい「ニュースバル・ボクサーサウンド」と呼ばれるものだ。エクゾーストを1番と2番、そして3番と4番と排気干渉を理想的な組み合わせとして減らし、等長化しトルクを高めている。それだけに加速した時でも「ドッ、ドッ、ドッ」という、かつての個性的なサウンドはなく、スムーズに吹け上がる。
□ レガシィを祝福するために、ブルースが帰ってきた。