マダガスカル は、大ヒットを記録したアニメ映画「Shrek 2」に次ぐドリームワークスの最新作。マダガスカル 島を舞台に、動物園で見られる数頭の動物と数百匹のキツネザルが活躍する。USでは5月27日より一般公開される。
この映画を製作するにあたり、アニメーターらは、人目を引き、なおかつリアリティのある効果を演出するためにデジタル技術の限界を打破しなければならなかった。
この映画に登場する「ライオンのアレックス」には170万本のたてがみが生えているが、その1本1本が1と0で構成されるプログラムによって表現されている。これは2、3年前までは、1シーンにわずか5頭の毛皮獣を表現することさえほとんど不可能だった。そんなことをすれば、おそらくコンピュータの砂時計アイコンが消えるまで数カ月間を要しただろう。しかし、Madagascarのなかで動物たちがダンスをするシーンでは、1度におよそ1000頭の画面のなかに登場している。
マダガスカルのビジュアルFXスーパーバイザー、Philippe Gluckman氏
「4年がかりで製作されたこの映画には、かつてないほど膨大な画像データが盛り込まれており、それをレンダリングしたり、光や影をつける作業が必要だった。数年前であれば、5、6頭のキツネザルを表示するだけでメモリ不足に陥っていただろう。」