「どうせならカッコいいオヤジに」――迷えるオトコを導くBlog、20代後半〜40代向けBlogマガジン「メトセク.jp」は、「かっこよく生きたいけれど、どうすればいいか分からない」と迷う男性にライフスタイルを提案する。
「女性は小さいころからおしゃれに慣れていて、自分の磨き方を知っている。しかし男性は、どうすればカッコよく生きられるのか分からず、迷っている人が多い」――ファイナンス・オール管理本部経営企画室の加治恵太さんは、カッコよさを追求する20代後半〜40代男性向けのBlogマガジン「メトセク.jp」開設の背景をこう語る。 ファッションや金融などの各分野の専門家が、カッコいい生き方を考えるコラムをBlog形式で配信。「可処分所得が多く、自己投資を惜しまないが、女性に比べてセグメント化が難しいとされてきたM1(20〜34歳男性)、M2(35〜49歳男性)層」(加治さん)の読者を集め、広告やECで収益を上げる計画だ。
M2層は、ファッション誌の新たなターゲットとして今、注目を浴びている。
ここ数年、M2向けのファッションやライフスタイル雑誌が次々に創刊。1999年に登場した「BRIO」(光文社)を皮切りに、「LEON」(主婦と生活社)、「GQ Japan」(コンデナスト・ジャパン)、「UOMO」(集英社)──「ここ数カ月だけでも複数創刊された」(加治さん)。雑誌の販売部数が下がり続け、女性向けファッション誌市場が飽和する中、新ジャンルとして浮上したM2層向けファッション誌。多くは数万部程度と小部数だが、広告収入で収益をまかなうビジネスモデルで成り立っている。