戦争アクションの世界観と、高校生の不器用な恋愛模様という“ミスマッチ”が絶大な支持を受け、単行本(全7巻)で計350万部発行、現在も毎月のように重版されている「最終兵器彼女」が、最新CG技術を駆使した実写でよみがえる。
00〜01年に「週刊ビックコミックスピリッツ」で連載された高橋しん氏の同名漫画。突然に始まった戦禍の中、兵器として出撃を余儀なくされる女子高生ちせのかっとうと、“正体”を知ってもなお「彼女」を守ろうとする恋人シュウジの奔走する姿が描かれる。
待望の実写化に当たり、製作委員会が「少女の可れんさとシンの強さの両方をうまく表現できるのは彼女しかいない」と満場一致で推したのが前田。ヒロインを演じた00、03年の「バトル・ロワイアル」シリーズが決め手となり、脚本も前田のイメージに合わせて執筆されたという。
既にクランクイン。子役から13年目のキャリアを誇る前田は初の映画主演に「アクションやCG合成が多そうでちょっと心配ですが、初めての経験ができそうで期待もしています」と意欲。シュウジ役には窪塚洋介(26)の弟の俊介(23)が起用され、「時間の経過とともに変化していく2人の関係の中で、心の動きを繊細に表現したい」と気持ちを高めている。
メガホンはCM出身の新鋭・須賀大観監督(36)が取り、来年2月公開予定。
≪アニメは世界的ヒット≫「最終兵器彼女」は02年にスカイパーフェクTV!などでテレビアニメ(13話)が放送され、DVDが7万5000本を売り上げるヒット。米国、カナダ、豪州などでも人気となり、今年8、9月には新たなオリジナルのビデオ・DVD発売も決定した。
最終兵器彼女 (1)
▼第1話/第一章 ぼくたちは恋していく
▼第2話/第二章 「ごめんなさい」と彼女は
▼第3話/第三章 最後の日々(1)
▼第4話/第三章 最後の日々(2)
▼第5話/第三章 最後の日々(3)
▼第6話/第三章 最後の日々(4)
▼第7話/第三章 最後の日々(5)
▼第8話/第三章 最後の日々(6)
▼第9話/第三章 最後の日々(7)
シュウジとちせは北海道の田舎町に住む高校3年生。のろまで内気なちせは、前から憧れていた陸上部のシュウジにやっとの思いで告白。シュウジもそれをOKした。だが、ウブで純情な二人はどうやって付き合っていけばいいのかよくわからず、結局交換日記を書くという、かわいらしいことから始める。そんなある日、突然札幌が空爆された。そこで、シュウジは信じられないちせの姿を見る…ぎこちなくも清純な交際をしている高校生、シュウジとちせ。札幌が突然の空爆に襲われたある日、シュウジは思いも寄らない姿に変身していたちせに出会った。背中から羽が生え、空をマッハ2の速度で飛び、とてつもなく破壊能力を持つ、自衛隊によって改造された“最終兵器”。それがちせだった。地球のあちこちで紛争が起こるたびに呼び出され現場へ向っていくちせと、彼女を見守ることしかできないシュウジ。ふたりの未来はいったい…!?
最終兵器彼女 (2)
▼第1話/あの日から、ぼくらは。
▼第2話/第四章 ふゆみ先輩(1)
▼第3話/第四章 ふゆみ先輩(2)
▼第4話/第四章 ふゆみ先輩(3)
▼第5話/第四章 ふゆみ先輩(4)
▼第6話/第四章 交換日記(1)
▼第7話/第四章 交換日記(2)
▼第8話/第四章 ふゆみ先輩(5)
付き合いはじめて2か月がたった高校生のシュウジとちせ。学校の屋上でつかの間の平穏な時間をすごす二人だが、“最終兵器”という宿命を背負ったちせは、容赦なくやってくる出撃命令に戦場へと向かって行く…頻繁に出撃命令が出され、戦地へと向かうちせ。一方、シュウジは街で、初恋の人であるふゆみ先輩と再会する。ちせと、ふゆみ先輩の間で心が揺れるシュウジ。そんなある日、授業中の教室で、ちせの体に異変が起きる…。
最終兵器彼女 (3)
▼第1話/第四章 ふゆみ先輩(6)
▼第2話/第四章 ふゆみ先輩(7)
▼第3話/第四章 ふゆみ先輩(8)
▼第4話/第五章 この星で(1)
▼第5話/第五章 この星で(2)
▼第6話/第五章 この星で(3)
▼第7話/第五章 この星で(4)
▼第8話/intermission ふたり−シュウジ
▼第9話/intermission ちせ
かつてない規模の地震が、北海道を襲った。その時、ちせの能力が制御不能になり、校舎の一部を破壊してしまう。崩壊した校舎の中へ、ちせを助けにいくシュウジ。するとちせは、瓦礫(がれき)の中に裸で倒れていた。シュウジはそんなちせを抱きしめ、涙を流す…(第1話)。
メンテナンスをしないと死んでしまう体になってしまったちせは、彼女を改造した自衛隊によって、崩壊した校舎から連れ去られていった。それを見たシュウジは、やり場のない怒りに震える。そんなシュウジの前に、再びふゆみ先輩が現れた…。一方、メンテナンスが終わったちせは、新たな出撃を拒否し、シュウジが待っているはずの思い出の展望台へと向かう。だが自らの機能によって、シュウジがふゆみ先輩と過ごしていることを知ってしまう…。
最終兵器彼女 (4)
▼第1話/第六章 恋(1)
▼第2話/第六章 恋(2)
▼第3話/第六章 恋(3)
▼第4話/第七章 さよなら。(1)
▼第5話/第七章 さよなら。(2)
▼第6話/第七章 さよなら。(3)
▼第7話/第七章 さよなら。(4)
▼第8話/第七章 さよなら。(5)
▼第9話/第七章 さよなら。(6)
シュウジの親友、アツシは想いを寄せているアケミを「守りたい」という一念から学校を辞め、自衛隊に入ることにした。だが、その決意を告げられたシュウジはショックを受け、「アケミのために人を殺すんか?」とアツシにつめよる。その時、空に爆音が…。平和だったシュウジたちの街にも、ついに戦火が忍び寄ってきたのだった(第1話)。
戦いの現場に赴いたアツシは、人の死が普通になってしまっている日常に違和感を覚える。そして、自衛官の間で“死神”とささやかれている、兵器だか人間だか分からないものが、“ちせ”と呼ばれていることを知った…。
最終兵器彼女 (5)
▼第1話/第七章 「さよなら。」(7)
▼第2話/第七章 「さよなら。」(8)
▼第3話/第七章 「さよなら。」(9)
▼第4話/第七章 「さよなら。」(10)
▼第5話/第七章 「さよなら。」(11)
▼第6話/第七章 交換日記(3)
▼第7話/第八章 クラスメイト(1)
▼第8話/第八章 クラスメイト(2)
▼第9話/第八章 クラスメイト(3)
▼第10話/第八章 クラスメイト(4)
最前線に送られ、殺りく行為を繰り返すうちに、ちせは心のバランスを失っていく。街は破壊され、兵士たちも無造作に死んでいく…。そんな凄惨な状況に苦しみながらも、同じ部隊のテツ二尉との触れ合いに心の安らぎを覚えるちせ。そして、ちせはテツ二尉に、その身を任せる…(第1話)。
最終兵器彼女 (6)
▼第1話/第八章 「クラスメイト」(5)
▼第2話/「クラスメイト」(6)
▼第3話/「クラスメイト」(7)
▼第4話/「クラスメイト」(8)
▼第5話/「クラスメイト」(9)
▼第6話/「クラスメイト」(10)
▼第7話/Intermission 夢
▼第8話/「クラスメイト」(11)
▼第9話/「クラスメイト」(12)
▼第10話/「クラスメイト」(13)
▼第11話/「クラスメイト」(14)
▼第12話/「クラスメイト」(15)
▼第13話/「クラスメイト」(16)
▼第14話/「クラスメイト」(17)
住んでいた街を抜け出し、あてもなく旅するシュウジとちせ。自衛隊の捜索を退け、廃墟となった街で、ふたりだけの新しい生活が始まった…(第1話)。
遠回りをしつつも、ようやく結ばれたシュウジとちせ。戦争、この星のこと、「人類」、未来…全てを考えずに、ふたりは目の前の幸福にだけ、誠実に生きる。だが、服薬を止めたちせの身体は、少しずつ「兵器」にむしばまれてゆく…!! 雑誌掲載時の原稿を大幅に加筆し、通常の単行本を大幅に越えたボリュームで贈る『最終兵器彼女』クライマックス前編!
最終兵器彼女 (7)
▼第1話/ラブ・ソング(1)
▼第2話/ラブ・ソング(2)
▼第3話/ラブ・ソング(3)
▼第4話/ラブ・ソング(4)
▼第5話/ラブ・ソング(5)
▼第6話/ラブ・ソング(6)
▼第7話/ラブ・ソング(7)
▼第8話/ラブ・ソング(8)
▼第9話/ラブ・ソング(9)
▼第10話/ラブ・ソング(10)
▼第11話/ラブ・ソング(11)
▼第12話/ラブ・ソング(12)
▼最終話/ラブ・ソング(Last episode)
衰弱のため、今や言葉を発することもできなくなったちせ。シュウジは彼女を介護し、焼け跡となった街で生き抜く。だが、ちせの身体を維持する薬が尽き、彼女は兵器に浸食されてゆく。一時的に蘇った意識で、シュウジとの思い出を遡るちせ。彼女を見つめるシュウジは、苦渋の決断をする…!(第1話)
ちせを自衛隊に引渡し、生まれ育った街へと戻ったシュウジ。ある日、ちせとの約束を思い出したシュウジは、ふたりが初めてキスした場所を訪れる。そこには、途絶えてしまったはずの交換日記と、新たに再生した「ちせ」が居た…!! スピリッツ連載時の原稿に大幅加筆し、通常の単行本を大幅に越えたボリュームで贈る『最終兵器彼女』クライマックス!!
最終兵器彼女 vol.1 スペシャル版『初回生産限定特典』
・ちせフィギュア(TVアニメカラー)
『毎回特典』
・全5巻収納BOX(高橋しん描き下ろしイラスト)
・8Pブックレット
・ピクチャーディスク(本編&特典ディスク共)
・香川久描き下ろしジャケット
『特典ディスク内容』
・特別番組 最終兵器彼女のすべて(25分)
・インタビュー番組 ファミリー探検隊(出演:石母田史朗、折笠富美子、三木眞一郎 25分)
・ミニ番組 サイカノ情報局Vol.1〜Vol.5(出演:加藤夏希他 4分×5)
・ファミリー劇場TVスポット 15秒×4、30秒×3
・CBC TVスポット 15秒
『本編ディスク内容』
・第1話「ぼくたちは、恋していく」
・石母田史朗&折笠富美子 スペシャル対談
・ノンクレジットオープニング&エンディング