今度はトヨタ：ＦＩＡがライセンス違反で調査開始

本来F１に参戦するにあたり、規定で定められた正規のライセンスを持たないのに今まで平気で参戦していたとして、国際自動車連盟（ＦＩＡ）が調査を始めたことが１３日、分かった。

　英ＢＢＣ放送などによると、チームはＦＩＡから交付されるライセンスとは別に、日本国内の統括機関から付与される競技ライセンスを持っていなければならないとされ、トヨタは競技ライセンスの更新を２０００年以降していなかったという。

　トヨタチームは「事務処理上のミスであり、故意ではなかった」とコメントしている。

しかし、規定は規定ですから最近好調なトヨタをF１界から排除することを目的に徹底的に争うことも可能でしょう。その場合にはトヨタの勝ち目はないでしょうし・・・F１は国際的なイベントなので自動車メーカーの競争だけではなく、国際政治の問題もあるのかもしれません。
　
　
　
　トヨタ、制裁措置を回避　FIA会長が示唆
　
　FIA（国際自動車連盟）のマックス・モズレー会長は、イタリアの新聞『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙とのインタビューにおいて、F１参戦に必要なライセンスを持たずにレースに参戦し、FIAからの制裁措置の危機に直面しているトヨタについて言及し、「トヨタに対するどんなペナルティもないだろう」との見解を示した。『ロイター通信』、『BBC』（英国放送協会）等、海外の複数メディアがこの日、報じた。
　
　
　この問題はトヨタが事務手続き上の不備により2000年以降、F１参戦に必要な正規のライセンスを更新していなかったもので、先のサン・マリノGPの決勝レース後、ラルフ・シューマッハに科された25秒加算のペナルティを不服として提訴の意向を示した際に明らかになったもの。今月13日、海外の複数メディアが伝え、モータースポーツ専門誌の『F１Racing』誌はFIAによって今季４戦までのポイント剥奪等、トヨタが制裁の危機に直面していると報じていた。
　
　
　トヨタTMGのジョン・ハウエット社長は『ロイター通信』とのインタビューにおいて、この問題に言及し、「あくまでも管理上のミス」としながらも、「もし制裁措置が適用されるのであれば、受け入れるしかないだろう」との見解を示していた。トヨタはスペインGPまでにライセンスの更新手続きを済ませた。
　
　
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