ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン氏が設立した宇宙旅行会社「ヴァージン・ギャラクティック社」は、2008年から民間の宇宙旅行受付を開始した。2008年のスタート時は週1便、将来的に1日1便の運航を計画している。
ヴァージングループが2008年に実施する宇宙旅行の日本での販売権を取得し、手始めに7人分を募集する。費用は1人20万ドルで、性別や年齢は問わない。搭乗前にアメリカで3日間程度の訓練を受ける。
宇宙船は6人乗りで、米財団が2004年秋に実施した有人宇宙飛行レースで優勝した「スペースシップワン」の技術提供を受けて、ヴァージングループが開発する。
米カリフォルニア州の空港を飛び立ち、高度100キロの宇宙空間に約25分間滞在し地球に帰還する。宇宙空間では安全ベルトを外し、機内で4、5分間の無重力状態を体験する。全体の飛行時間は2時間30分〜3時間を予定している。
日本国内では、中堅旅行会社のクラブツーリズム代理店となり、ヴァージングループと提携して宇宙旅行の販売を同日から始めたと発表した。クラブツーリズムは希望者が多ければ、募集人数の拡大も検討するとしている。
■ クラブツーリズム http://www.club-tourism.co.jp/ 宇宙旅行クラブに入会(入会金1000円)する必要がある。
ヴァージンの宇宙旅行 数週間以内に母船のテスト飛行開始 民間人の宇宙旅行を目指しているヴァージン・グループの宇宙旅行会社「ヴァージン・ギャラクティック社」が11日、東京都内で記者会見し、宇宙船を運ぶ母船「ホワイトナイト2」のテスト飛行を数週間以内に始めることを明らかにした。 同社の宇宙船「スペースシップ2(SS2)」は全長約18メートル、両翼が約13メートルでパイロット2人と乗客6人の8人乗り。宇宙船は高度15キロで母船と切り離され、高度約110キロまで上昇。そこで乗客はシートベルトを外して、約5分間の無重力体験を楽しむことができる。数週間以内にテスト飛行が行われるのは母船で、本体となる宇宙船のテスト飛行は来年からの予定という。 既に35カ国270人が予約を済ませ、この中に前ライブドア社長の平松庚三氏ら日本人10人が含まれる。 10年で5万人の乗客計画 記者会見には、ヴァージン・ギャラクティック社のスティーブン・アッテンボロー副社長が出席。同副社長は「商業旅行の開始後、10年間で5万人の乗客を計画している」と見通しを述べた。商業旅行開始の具体的時期については「テストで満足いく結果が得られ安全が保障されない限り打ち上げられない」と述べるにとどめた。 ただ、同副社長は「宇宙船本体は70%完成しており、この1年のうちには見せたい」と、宇宙旅行の実現へ向け自信をのぞかせた。 気になる宇宙旅行の費用は、事前訓練も含めて約20万ドル(約2500万円)と高額だが、同副社長は「10年後には5万ドルを目指す」とした。 ヴァージン・ギャラクティック社は7月、母船を米カリフォルニア州で旅行参加者らに公開していた。
ただ、同副社長は「宇宙船本体は70%完成しており、この1年のうちには見せたい」と、宇宙旅行の実現へ向け自信をのぞかせた。
気になる宇宙旅行の費用は、事前訓練も含めて約20万ドル(約2500万円)と高額だが、同副社長は「10年後には5万ドルを目指す」とした。
ヴァージン・ギャラクティック社は7月、母船を米カリフォルニア州で旅行参加者らに公開していた。
ヴァージンが宇宙旅行を大幅値下げ 将来は3時間210万円に 商業宇宙旅行会社「ヴァージン・ギャラクティック」などを保有するヴァージングループのリチャード・ブランソン会長は23日、ニューヨーク市内で会見し、世界初の旅客宇宙船「スペースシップ2」の最終デザインを発表するとともに今年後半にも試験飛行を行う計画を明らかにした。 ヴァージングループは最初の12年間で10万人の利用者を見込んでおり、ブランソン会長は現在1人20万ドル(約2100万円)の旅費を5年以内に10万ドル(約1050万円)に、最終的には2万ドル(約210万円)程度まで下げる考えも明らかにした。 旅客を乗せた初フライトは2009年後半になる予定で、現時点ですでに200人が予約している。200人のなかには車いすの物理学者として有名なホーキング博士やブランソン会長の実父も含まれている。 「スペースシップ2」は全長18メートルで旅客の定員は6人。ニューメキシコ州の商用発射場から打ち上げられる予定で、地球低軌道を回る約3時間の旅となる。
旅客を乗せた初フライトは2009年後半になる予定で、現時点ですでに200人が予約している。200人のなかには車いすの物理学者として有名なホーキング博士やブランソン会長の実父も含まれている。
「スペースシップ2」は全長18メートルで旅客の定員は6人。ニューメキシコ州の商用発射場から打ち上げられる予定で、地球低軌道を回る約3時間の旅となる。