アップルは、最新版「iTunes 4.8」をリリースした。Mac OS X 10.2.8以降とWindows 2000/XP。Windows版にはQuickTime 6.5.2が同梱される。
iTunes 4.8では、新たに動画の再生をサポート。アルバムアートワークを表示する領域内のほか、独立したウインドウ、またはフルスクリーンで動画を再生できる。
対応するコーデックの種類は明らかにされていないが、iTunes Music Storeで配布されているプロモーションビデオ(動画ストリーム:MPEG-4 Visual Simple Profile、音声ストリーム:MPEG-4 AAC LC)と同形式の動画は再生を確認できた。
MPEG-1やMPEG-2など直接iTunesライブラリに登録できない動画は、QuickTime Proで参照ムービーとして保存しなおせば再生可能。
iPod shuffleを除くiPodシリーズ各機種に、Mac OS Xのアドレス帳およびiCalのカレンダーを転送する機能も追加された。これまでアドレス帳とiCalのデータをiPodへ転送する場合は、同期ソフトのiSyncを利用していたが、iTunes 4.8のリリースによりiPodとの連携が一本化されることになる。
現時点ではソフトウェアアップデート経由での配布は行われていないため、米AppleのWebサイトからダウンロードする必要がある。日本語の表示に対応したWindows版の提供開始時期は未定。