ソニーーは5日、ベースステーションとパソコンを使って海外から日本のテレビ番組をリアルタイムで視聴できるデジタル家電「ロケーションフリー LF−PK1」を発表した。
ベースステーション LF-PK1 を自宅のテレビアンテナとインターネット環境に接続すれば、外出先のブロードバンド環境を通じて手持ちのパソコンで、現在放送中のテレビ番組や録画したテレビ映像が見られる。
また、内蔵された無線LAN機能を使い、ノートパソコンで自宅内の好きな場所からテレビ放送も楽しめる。
パソコンには自宅の映像環境を再生するためのソフト「ロケーションフリープレイヤー」をインストールする必要があり、ロケーションフリー本体とパソコンを認証しないと視聴できない。映像を送信する場合は映像を圧縮、誰もが視聴できないようにスクランブルをかけている。
店頭価格は本体の「ロケーションフリー LF-PK1」で3万3000円前後、ソフトの「LFA-PC2」で2000円前後を見込む。10月1日から発売する。
2004年に発表した「LF-X1」、2005年2月に発表した「LF-X5」に続く「ロケーションフリー」シリーズの第3弾。過去のモデルはいずれも液晶テレビに重点を置き「どこにも持ち運べるテレビ」として売り出していた。
ソニーの話として、将来「LF-X1では「自宅にある映像環境を提供できる機械」として、前2作からはコンセプトを変えている。ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション・ポータブルでの視聴にも「技術的には可能」としていますので、このベースステーション「LF-PK1」があれば、PSPをクライアントとして、屋外でも海外でもネット経由でTVやPCに保存した映像を見ることができるようになるのでしょうか?それは期待大!!ですね。。是非ソニーさん実現してください。
PSPが「ロケーションフリーテレビ」に対応
噂になっていたPSPがロケーションフリーテレビとして使えるようになるファームウェアが遂にとソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)から発表になりました。プレイステーション・ポータブル(PSP)向けの最新ファームウェア「バージョン2.50」が10月13日から本体のネットワークアップデート機能などから無償でダウンロードできます。これで外に居てもゲームもテレビもPSPで見ることができるのです!
ロケーションフリーテレビ 『LF-X5』 『LF-X1』
液晶TVタイプのロケーションフリーテレビは無線LANおよびEthernetの各インタフェースを備えており,自宅ではMPEG-2の映像を無線LAN経由で,外出先ではMPEG-4の映像をインターネット経由で視聴することができる。
チューナ部を備える親機(ベースステーション)と,液晶テレビの子機で構成する。これまでは,12.1インチ型と7インチ型の専用液晶テレビを子機として親機(ベースステーション)に接続していたが,専用ソフトウエアを提供することでパソコンも子機として利用できるようにした。
ソニーでは今後,ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」からでもロケーションフリーテレビの映像を視聴できるようにしたいとする。
ロケーションフリーテレビでは接続できる子機の台数を最大4台までと制限すると共に,事前に接続を許可する子機を登録しておく。これにより,1台の親機からの映像を不特定多数のユーザーが取得できないようにしている。
家の中のさまざまな場所で、海外で。「ロケーションフリーテレビ」のある場所が、テレビを楽しむ場所になる
見たいときに、さまざまな場所でテレビが見られる「ロケーションフリーテレビ」。テレビアンテナをつないだベースステーションから、手もとのモニターへ映像を送信。家の中ではワイヤレスでテレビ番組を視聴。外出先でも、ブロードバンドに接続すれば、たとえ海外にいても自宅にいるときのようにテレビ番組などが見られる。
高画質を安定した通信で楽しめる「デュアルHi-Bitワイヤレス」
「ロケーションフリーテレビ」は、2.4GHz帯のIEEE802.11gと5GHz帯IEEE802.11a、2つの無線LAN規格に対応した「デュアルHi-Bitワイヤレス」を採用。電波状態に応じて無線チャンネルを切り換えて、最適な通信環境を選択できる。また帯域保証を行うQoS技術の搭載と、映像のみで最大15Mbpsの大容量で、高画質な安定した画像をワイヤレスで送信する。
日本の自宅のテレビやビデオを、海外からでも見られる「NetAV機能」
出張先や旅行先へ、モニターだけを持っていき、自宅のテレビをライブで視聴できる。外出先から自宅のベースステーションに、インターネットを介してアクセス。テレビのほか、ベースステーションに接続したDVDレコーダーなどのAV機器を「タッチパネルリモコン」で操作。録画しておいた番組やDVDソフトなども見られる。
外出先で、手軽にインターネット接続できる公衆無線LAN対応
コンパクトサイズのモニターで、モバイルに適したLF-X5。公衆無線LAN対応なので、カフェや空港、駅など、無線LANアクセスポイントが設置してある場所で、インターネットへの接続が可能。気軽に持ち歩き、外出先や移動中でもテレビの視聴やインターネット、メールの送受信ができる。
インターネットで、最新のテレビ番組表をチェックできる
家の中や外出先など好きな場所でインターネットに接続して、ホームページの閲覧が可能、インターネット上の最新のテレビ番組表などもチェックできる。ページのスクロールなどもタッチペンや指で画面に触れて簡単に操作できる。また、PDFファイルも閲覧できる。
DVDレコーダーやビデオデッキの操作もできる「タッチパネルリモコン」
モニター画面の「タッチパネルリモコン」に触れるだけで、チャンネルの切り換えや、ベースステーションに接続したDVDレコーダー、DVDプレーヤーなどの操作が可能。たとえば、リビングのDVDプレーヤーを寝室から操作して映画などを見られる。
デジタルスチルカメラで撮影した画像も一覧表示できる「アルバム機能」
メールに添付された画像やインターネットで取り込んだ画像、キャプチャーしたテレビ画面などを保存できる。保存した画像は、スライドショーで見たり、「お絵かき」機能で絵や文字を書き加えたりと、いろいろな使い方ができる。また、コンパクトフラッシュカードスロットを装備。デジタルスチルカメラで撮影した画像の表示、保存もできる。
アルバム内の画像を添付してメールを送れる
メールの文字入力は、画面に表示されるソフトウェアキーボードのキーにタッチペンで触れるだけ。アルバムに保存されている画像や、「メモ作成」機能を使った手書きの絵をメールに添付できる。
画面を静止画で保存できる「画面キャプチャー」
画面に表示されているテレビやビデオ、ホームページをそのまま静止画としてアルバムに保存できる。料理番組のレシピやショップ情報のメモに便利。
モバイル性にも配慮したバッテリーライフ
モニターは充電式バッテリーで使用できるので、AC電源がないところでも使える。付属のバッテリーで、最大約2時間の視聴ができる。
東京地裁、番組転送サービスの中止求めるテレビ局側の申請を却下
ソニーの「ロケーションフリー」を利用して、インターネット経由でテレビ番組を視聴できるサービスを不特定多数に提供するのは著作権法に違反するとして、NHKと民放5社が永野商店が運営するサービス「まねきTV」のサービス停止を求めていた仮処分申請について、東京地方裁判所は5日、申し立てを却下した。
まねきTVは、ユーザーが購入したロケーションフリーのベースステーションを永野商店のデータセンター内に設置することで、インターネットを通じてテレビを視聴できるようにするサービス。これにより、放送波の届かない地域のテレビ番組を視聴することが可能となる。現在、約50人が利用しているという。
このサービスについてNHKと民放5社は、インターネットで著作物を自動的に公衆に送信し得る状態に置く「送信可能化権」を侵害すると主張していた。これに対して東京地方裁判所は、「1台のベースステーションから送信される放送データを受信できるのはそれに対応する1台の専用モニターもしくはPCのみで、不特定多数に放送データが送信される予定もない」などとして、テレビ局側の申し立てを退けた。
今回の決定について永野商店の永野修平代表は、「ほぼ全面的に当サービスの主張が認められました。これで法律的な問題も一先ず解決してより良いサービスを提供することに全力をつくすことができます」とコメントしている。
まねきTVからのお知らせ
http://www.chronoworx.jp/maneki_tv/info/news.html
□ ロケーションフリーLF-PK1の価格比較・検討はこちら!
□ ロケーションフリーテレビの価格比較・検討はこちら!