東急百貨店は5月19日より、東京・渋谷駅前にある東横店の寝具売り場に「理想の枕」を計測するシステムを導入すると発表した。このシステム「快眠ピローセレクトシステム」は、香港に本社を置く総合寝具メーカーA-Fontaneと、国内寝具大手である西川産業が共同開発した。
東急百貨店の関東店では初めての設置という。顧客が専用ブースに座ると、搭載するコンピュータが仰向けに横たわった際の頚椎のカーブの深さや、横向きに寝た際に必要な枕の高さを30秒で測定、付属のディスプレイに表示する。実際に売り場で横になる必要はない。 同社では寝具売り場に、システムに対応した専用ウレタンベース枕を取り揃え、計測結果をもとに、顧客がその場で最適な枕を選べるようにした。 詰め物は、ポリエチレン・パイプと、ポリエステルのつぶ綿。量も自由に調整できるという。枕の高さは6種類。微妙な高さ調節を行なうウレタン製のアジャスタも用意する。