スタート!ライコネンがトップをキープして1コーナーへ、フェルナンド アロンソが2番手に浮上している!マーク ウェーバーはスタートで遅れてラルフ シューマッハが3位へ浮上。ミナルディの2台がグリッド上で立ち往生しているため、いきなりセーフティーカー導入へ!
セーフティーカー先導の下、オーダーは1位キミ ライコネン、2位フェルナンド アロンソ、3位ラルフ シューマッハ、4位マーク ウェーバー、5位ヤルノ トゥルーリ、6位ジャンカルロ フィジケラ、7位ミハエル シューマッハ、8位ファン パブロ モントーヤとなっている。
セーフティーカーは2周目を終えたところでピットに戻り、レース再スタート!直後の1コーナーでモントーヤがミハエルをオーバーテイク!ミナルディのクリスチャン アルバースとパトリック フリーザッハーはピットレーンから再びレースに復帰している。ライコネンはファステストラップを連発しながら2位のアロンソを引き離しにかかる。
7周目、モントーヤがターン8でスピン!しかし、上手くリカバーしてミハエルの前のポジションはキープする。ライコネンのファステストラップ連発は未だに止まらず、アロンソとの差はまもなく5秒。10周目、レッドブルのヴィタントニオ リウッツィがターン7でスピンアウトしてリタイア。
11周目、依然としてファステストを続けるライコネンのラップタイムは1分16秒592まで上昇している。さらに、次のラップも1分16秒468でファステスト更新。そして、13周目も1分16秒345でどんどんタイムを上げていく。アロンソとの差はすでに10秒に広がっている。
15周目、再びライコネンが1分16秒125のファステストタイムを記録!ミナルディのフリーザッハーがターン3でコースアウトを喫してリタイアしている。17周目、ライコネンのファステストタイムは1分16秒104へ。
独走するライコネンはアロンソに対するギャップを15秒以上に広げているが、2位のアロンソから4位のウェーバーまでは3秒以内の差で走行している。
18周目、まずはウィリアムズのウェーバーが最初のピットストップへ。9.9秒の静止時間でコースへと復帰していく。アロンソの背後には徐々にラルフ シューマッハの影が近づく。一方、ライコネンは20周目に1分16秒059でさらにファステストラップを記録する。
アロンソのタイムは伸び悩み、ライコネンよりも約2秒遅いラップタイムとなっている。ラルフのみならず、トゥルーリもアロンソに接近している。アロンソのチームメイト、ルノーのフィジケラはトゥルーリについていくことができていない。
24周目、抑え込まれていたトヨタのラルフ シューマッハが最初のピットストップへ。ラルフは10.0秒で作業を終えて、ウェーバーの前でコース復帰。次のラップにはトップ走行中のライコネンが最初のピットストップへ。アロンソとは約25秒の差がついている。8.6秒で作業を終えたライコネンは、まだ作業を行なっていないアロンソの前でコースへ復帰。トヨタのトゥルーリも同じラップでピットへ。トゥルーリはチームメイトのラルフの前に出ることに成功する。燃料の軽いアロンソが重いライコネンにプレッシャーをかける。
27周目、アロンソが最初のピットストップへ。7.9秒で作業を終えて、トヨタの2台よりもかなり前方でコースへ復帰。ミナルディはアルバースもすでにリタイアしているようだ。
29周目、ルノーのジャンカルロ フィジケラが最初のピットストップへ。アロンソと同じく7.9秒で作業を終えて、アロンソの前でコースへ復帰する!モントーヤも最初のストップを行なっている。直前のモントーヤがいなくなった途端に、フェラーリのミハエル シューマッハが1分16秒019のファステストラップを記録する!マクラーレンはモントーヤが再びピットストップへ!どうやら先ほどの作業に何らかの問題が生じていた模様で、マッサの後ろまで後退してしまう。
31周目、ミハエルはついに1分15秒648をたたき出す!
32周目、ミハエル シューマッハが最初のピットストップへ。8.8秒で作業を終えて、ルノーの後ろ、トヨタの前となる4番手でコース復帰!ルーベンス バリチェロを除くすべてのクルマが最初のピットストップを終えた時点でのオーダーは、1位キミ ライコネン、2位ジャンカルロ フィジケラ(+25.3秒)、3位フェルナンド アロンソ(+28.4秒)、4位ミハエル シューマッハ(+35.2秒)、5位ヤルノ トゥルーリ(+39.3秒)、6位ラルフ シューマッハ(+42.1秒)、7位マーク ウェーバー(+42.6秒)、8位ルーベンス バリチェロ(+42.9秒)となっている。
ウェーバーがバックストレート入り口でミスをしてバリチェロが7位へ浮上。直後にバリチェロはピットストップへ。バリチェロは11.0秒の給油を行ない、これによって1ストップ作戦でいくことが明らかとなる。
40周目、クルマのバランスが崩れてきた2位走行中のフィジケラが最後のピットストップへ。フロントウイングごと交換したため、作業時間に35.3秒もかかってしまい、表彰台をかけた争いからは脱落することとなってしまった。フィジケラは現時点でポイント圏外の11位まで後退。
43周目、ウィリアムズのウェーバーが最後のピットストップへ。9.4秒で作業を終えてコースへ。
44周目、ミハエル シューマッハが予定より早い段階でピットへ!13.7秒で作業を終えてコースへ復帰する。左リアタイヤがパンクしたためのタイヤ交換ストップとなった。今年のレギュレーションではタイヤ交換の際に再給油を行なうことはできない。ミハエルはモントーヤの直後、ウェーバーの直前でコースに復帰しているが、もう1度ピットストップが必要となる。
しかし、ミハエルは46周目の1コーナーで今度は左フロントタイヤにパンクチャー発生!スロー走行でピットを目指す。ミハエルはそのままクルマをガレージに入れてレース終了となる。今シーズン5戦中3度目のリタイア。
49周目、トップのライコネンが最後のピットストップを7.3秒で終えて悠々とコースへ復帰。同じラップに2位を走行していたルノーのフェルナンド アロンソも6.4秒で地元レース最後のピットストップを完了する。アロンソはまだピットストップを終えていないトヨタの2台の前に出る。トゥルーリとラルフ シューマッハはチームメイト同士で3位をかけたバトルを繰り広げている。
トヨタは後ろを走っていたラルフから最後のストップへ。6.3秒で作業を終えてコースへ。レッドブルのデビッド クルサードも最後のストップを行なう。次のラップにはトゥルーリも最後のストップへ。ラルフとほぼ同じとなる6.2秒でコースへ復帰し、チームメイトの前でレースに戻る。ザウバーはフェリペ マッサが最後のピットストップへ。チームメイトのジャック ヴィルヌーヴはピットに戻ってリタイアしている。
後方ではウィリアムズの2台が今回のバトルを繰り広げている。ほとんどのクルマが最後のストップを終えた時点でのオーダーは1位キミ ライコネン、2位フェルナンド アロンソ(+24.5秒)、3位ヤルノ トゥルーリ(+48.9秒)、4位ラルフ シューマッハ(+50.4秒)、5位ファン パブロ モントーヤ(+53.8秒)、6位マーク ウェーバー(+60.2秒)、7位ニック ハイドフェルド(+60.9秒)、8位ジャンカルロ フィジケラ(+61.8秒)となっている。3位と4位と5位、6位と7位と8位が接近戦となっている。
55周目、ハイドフェルドが最後のピットストップへ。これによってフィジケラが7位へ、クルサードが8位へ浮上する。5位のモントーヤがトヨタの2台に急接近している。しかし、そのモントーヤが残り10周で最後のピットストップを行ない、5.0秒でコースへ。今日のフェラーリはラップリーダーに周回遅れにされてしまう。ライコネンがバリチェロをパス。モントーヤはクルサードの前となる7位で戻っている。
残り5周、1ストップ作戦で現在9位を走行しているルーベンス バリチェロが1ポイントに望みをかけてレッドブルのクルサードに接近している。
残り3周、ライコネンがチームメイトのモントーヤをラップダウンにしていく。1コーナーでフィジケラがウェーバーをオーバーテイク!フィジケラは5位へ浮上する。ホームストレート上で左リアタイヤがパンクしたザウバーのフェリペ マッサがスローダウンしている。
ファイナルラップ。ライコネンが独走態勢でクルージングに入っている。アロンソも地元表彰台へ向けてチェッカーを目指す。
チェッカー!ライコネンが周回遅れのチームメイトと並んでチェッカーフラッグ!そして、大きな声援に応えながら地元のヒーロー、フェルナンド アロンソは2位チェッカーを受けた!3位表彰台はトヨタのヤルノ トゥルーリ、以下は4位ラルフ シューマッハ、5位ジャンカルロ フィジケラ、6位マーク ウェーバー、7位ファン パブロ モントーヤ、8位デビッド クルサードとなっている。フィジケラはファイナルラップに1分15秒641というファステストラップを記録している。完走扱いは13台。
スペインGP決勝
1 K・ライコネン マクラーレン 1:27:16.830 10
2 F・アロンソ ルノー + 27.652 8
3 J・トゥルーリ トヨタ + 45.947 6
4 R・シューマッハ トヨタ + 46.719 5
5 G・フィジケラ ルノー + 57.936 4
6 M・ウェーバー ウィリアムズ + 1:08.542 3
7 J・P・モントーヤ マクラーレン + 1 laps 2
8 D・クルサード レッドブル + 1 laps 1
9 R・バリチェロ フェラーリ + 1 laps 0
10 N・ハイドフェルド ウィリアムズ + 1 laps 0
11 F・マッサ ザウバー + 3 laps 0
12 T・モンテイロ ジョーダン + 3 laps 0
13 N・カーティケヤン ジョーダン + 3 laps 0
リタイア
14 J・ヴィルヌーヴ ザウバー + 15 laps 0
15 M・シューマッハ フェラーリ + 20 laps 0
16 C・アルバース ミナルディ + 46 laps 0
17 P・フリーザッハー ミナルディ + 54 laps 0
18 V・リウッツィ レッドブル + 56 laps 0
F1第6戦モナコGPは2週間後の5月22日にモンテカルロ市街地コースで決勝レースが行なわれる。
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