Apple Computerは、Windows版「Bonjour」をリリースしました。これはアップル社が提唱するネットワーク技術で、以前はランデブー「Rendezvous」と呼んでいましたが、ボンジュール「Bonjour」に改名してWindows版パッケージ版をを公開しました。
Windows版Bonjourをインストールすると、HTTPサーバを自動検出するためのInternet Explorer用プラグインのほか、Mac OS X 10.4(Tiger)によって共有されたプリンタを自動検出できる「Bonjourプリンタウィザード」が追加される。
Bonjourは、IPネットワーク上のサービスや周辺機器を自動検出するためのネットワーク技術。IPアドレスの動的な割り当てとサービスの検索が自動化されることにより、IPネットワークの管理が大幅に簡略化されることが特徴。IETFで「Zero Configuration Networking」として標準化され、2002年9月にはAPSL(Apple Public Source License)準拠のオープンソースソフトウェアとして一般公開された。
Bonjourはかつて「Rendezvous」と呼ばれたが、商標の使用について法的な争いが生じたため、Mac OS X 10.4のリリースとともに名称が変更されている。
動作環境はWindows 2000/2003/XP、最新のサービスパックの適用が推奨され、通信には5353番のUDPポートを使用するため、ファイアウォール機能を有効にしている場合には設定の変更が必要。
※Apple「ランデブー」改め「ボンジュール」に