ポンプ内15気圧、抽出時9気圧。
これがマシンに求められる基本の基本です。
抽出時の「お湯の温度」は90℃が理想、もう一つの基本性能が、抽出時の湯温90℃。また、瞬間的にお湯を出すことが可能だから、お茶をいれたりするときに便利。
「抽出時間」20秒−それが本場のエスプレッソ “本場イタリア”エスプレッソコーヒーは、すべて20秒前後の抽出時間を前提に作られています。
3〜5口で飲める量。そこにコクと香りが凝縮される。これがイタリアの基準、20ccをコルト、30ccをカフェ、40ccをルンゴといいますが、基本はあくまでも「30cc」です。
入れたての風味を楽しむ。「抽出液」の理想的温度
抽出後の液温は67℃前後、これが一番おいしいエスプレッソの温度です。マシンが全条件を満たして初めて可能になります。
コーヒーをエスプレッソで飲む方法は、19世紀後半にフランスとイタリアで模索され、20世紀前半にイタリアで普及し、20世紀後半に北米で普及し、近年になって日本でも広まりつつあります。
エスプレッソはコーヒーの一種ですが、普通のコーヒー(ペーパーフィルターを使って入れるドリップ・コーヒーなど)とは、様々な点で違いがあります。「コーヒー」と「エスプレッソ」は別の飲み物と言っても過言ではありません。
しかし、両者の違いが余り知られていないため、コーヒーに接するのと同じ調子でエスプレッソに接する人が多く、そのためエスプレッソ本来の魅力が理解されないまま、エスプレッソとの素敵な出逢いの機会を逃してしまうことも少なくありません。
フランシスフランシス!エスプレッソマシン「X1」
■理想的なエスプレッソを淹れるための条件をそなえたマシンです
きめ細かい泡が表面を覆った薫り立つエスプレッソ。コーヒーの旨味をぎゅっと凝縮した美味しさ。FrancisFrancis!X1は、本格的な1 5気圧ポンプと電子サーモスタットを装備。エスプレッソの理想的抽出条件といわれる高温(約90度)、高圧(9気圧)、短時間(約20 秒)で、ご自宅でもオフィスでも、濃厚で切れのある旨味を手軽に満喫できます。
ボダム(デンマーク)GRANOS Espresso Machine
デザインはもちろんカフェ並の本格的な19気圧ポンプを備えたプロ仕様の高圧力で蒸気を抽出、家庭で本物の味わいを堪能できます。ミルクの泡立て機能やカップを温めておく機能など装備した、本格派。
Nestle NESPRESSO(ネスプレッソ) エスプレッソマシーンD90
新設計のコーヒー抽出システムとカプセル挿入システムが導入されて、手軽に本格的な味をカプセルコンテナーで堪能できます。使用済みのカプセルは自動で排出されるので、片付けやメンテナンスも簡単になりました。ネスプレッソ独自のサーモブロックヒーターと高圧ポンプ(最大19気圧)をマイコン内蔵でコーヒーの抽出温度を自動調整します。
ここでは、エスプレッソが好きな人だけでなく、エスプレッソについてよく知らないという人や、どうもエスプレッソは苦手だという人にも、まずは両者の違いを知って欲しいと思い、以下の説明を書いてみました。
エスプレッソは濃く、旨味が凝縮され、カフェインが少ないコーヒーです。
表面が細密な泡で覆われていることがあります。
エスプレッソでは圧力をかけてコーヒー豆の成分をお湯の中に溶かし出す(抽出する)ので、ドリップ・コーヒーと比べ、同じ量のお湯の中に溶け出す成分の量が多く、したがって全体としては濃い仕上がりになります。
しかし、ドリップ・コーヒーをそのまま濃縮したものがエスプレッソという訳ではありませんし、エスプレッソをお湯で薄めてもドリップ・コーヒーと同じになる訳ではありません。
コーヒー豆には何百種類もの成分が含まれていますが、それらの中には、エスプレッソを抽出する際、高い圧力で抽出するため多く溶けだすという成分もあれば、短時間で抽出するため余り溶け出さないという成分もあります。したがって、エスプレッソの成分の内訳はドリップ・コーヒーとは異なります。
コーヒー豆の粉がお湯に接する時間が長すぎると、不必要な雑味成分まで溶け出してしまいます(日本茶で言う「出がらし」の状態)。エスプレッソでは短時間で抽出するので、雑味成分が溶け出す前に抽出を終えることができ、その分、エスプレッソはコーヒー豆の持つ旨味成分の割合が高い(旨味の凝縮された)仕上がりになります。
人々の関心を集めるカフェインについて特に述べると、カフェインはコーヒー豆を深煎りにする過程でかなりの量が飛ぶ(揮発する)上に、エスプレッソでは短時間で抽出するため余り溶け出しません。したがって、エスプレッソはドリップ・コーヒーに比べて一杯当たりのカフェイン含有量が少ないのです。
製品概要・仕様:
寸法:W320 D360 H270mm
消費電力:1500W(コーヒー:800W、スチーム:700W)
本体重量:2.8kg
最大使用水量:ドリップコーヒー 1.4L、イタリアンコーヒー 350cc、 カプチーノ用IFD 170cc
カラー:ブラック
付属品:蓋付ガラスジャグ、計量カップ(IFDボイラー給水用)、計量スプーン、塩素除去フィルター、塩素除去フィルターホルダー、ゴールドフィルター等
※ミルクタンク、トレイ、フィルターホルダーは取り外して水洗い可能です。
紙フィルター不要で経済的。23.8金ゴールドフィルターメッシュ部の表裏を23.8金のゴールドで2重コーティングした、スイス エルフォ社製のゴールドフィルターを採用。紙フィルターを使わないので、うっかりフィルターを買い忘れ、美味しいコーヒーが飲めないなんていう事はありません。また目詰まりもしにくく、コーヒー本来の味と香りを引き出します。
■ デロンギ DeLonghi 3WAYコーヒーメーカーDC300
エスプレッソはイタリアが本場ですが、近年シアトルと中心とするアメリカでの流行を経て日本に普及しつつあります。イタリア系とシアトル系では飲み方にも独自の傾向があります。
<イタリア系のエスプレッソ>
イタリアでは、朝食時にミルクを加えたカプチーノを飲むことはありますが、大半の人はミルク等を加えずにストレートのエスプレッソに砂糖を入れて飲みます。
チョコレートやコーヒーの適度の苦みを含んだ旨味は、甘いものとの相性が抜群です。飲み比べた上でブラックの方が美味しいという人はそれで構いませんが、エスプレッソをブラックで飲むだけでは、エスプレッソの本当の魅力に出逢えないまま終わってしまうかもしれません。普通のコーヒーをブラックで飲んでいた人も、同じコーヒーだという先入観にとらわれず、一度はスプーン1〜2杯の砂糖かシロップを入れて飲んでみて下さい。イタリアでは砂糖が底に溶け残る位入れて飲むことがむしろ一般的です。
勉強や仕事の合間にお茶感覚で飲むならドリップ・コーヒー、食後のデザート感覚や気分転換に飲むならエスプレッソと、双方は別の飲み物と思って楽しんだ方が良いかもしれません。
<シアトル系のエスプレッソ>
シアトルをはじめとする北米ではストレートのエスプレッソを注文する人はそれほど多くなく、カフェラテやカプチーノのようにミルクと合わせたドリンクを飲む人が多いです。チョコレートやホイップクリームやフレーバーシロップ等と組み合わせた応用ドリンクのバリエーションが豊富です。好みのオプションを追加して自分独自のドリンクをオーダーする人も多くいます。
日本国内で以前からイタリア系のエスプレッソを知っていた人の中には、近年になって普及しつつあるシアトル系のエスプレッソは邪道だと思う人がいるかもしれません。しかし、どちらの飲み方も、それぞれの地域の人々の支持を得てきたものです。どちらが正しいかという話ではないので、自分の好みにあった飲み方で楽しんで下さい。
□ 「エスプレッソの扉」(エスプレッソ専門の非営利日本語情報サイト)
http://www.espresso.jp/
□ エスプレッソマシンの購入検討、価格比較はこちら
2005-05-07 12:15:04