デュアルコアのPentium Extreme Editionに対応マザーボード、GIGABYTEとASUSから同時デビューした。 このデュアルコアCPUのPentium Extreme EditionとFSB 1,066MHzをサポートするIntelの新型チップセット「Intel 955X Express(i955X)」を搭載する初のLGA775マザーボードが2機種発売となった。しかし、なお、現時点ではPentium Extreme Editionの入荷告知は確認されていない。
i955Xは、i925Xの後継となるチップセット。同時発表されたPentium Extreme EditionやFSB 1,066MHz、DDR2-667をサポートするほか、16レーンと4レーンの2基のPCI Express x16スロットを接続できる。 ICHは新型のICH7/ICH7Rで、3Gbps対応のSerial ATA II(4ポート)やRAID 0/1/5/10(ICH7Rのみ)などの機能を持つほか、最大6レーンのPCI Expressインターフェイスをサポートしている。なお、CPUは既存のPentium 4やPentium 4 Extreme Editionにも対応している。 ASUS製「P5WD2 Premium」 実売価格はASUSの「P5WD2 Premium」が27,800円〜29,368円 PCI Express x16×2、PCI Express x1×1、PCI×3、DIMM×4(DDR2-800対応、最大8GB)のスロットを装備。 デュアルコアCPUに対応するのはもちろんのこと、チップセットがサポートするDDR2 667をこえるDDR2 800までをサポート。 チップセットのパフォーマンスもアップし、メモリパフォーマンスを向上させるIntel Memory Pipeline Technology(Intel MPT)に対応し、最大メモリ容量はチップセットの仕様通り8GBとなっている。サウスブリッジにはICH7Rを採用し、シリアルATA IIにも対応。インタフェースとしては、シリアルATA II×6、Ultra ATA/133×2、Ultra ATA/100×1を備えており、Intel Matrix Storage Technologyにより、シリアルATA II×4によるRAID 0/1/5/10の構築も行える。 GIGABYTE製「GA-8I955X Royal」 GIGABYTEの「GA-8I955X Royal」が29,500円〜32,800円 PCI Express x16×1、PCI Express x1×2、PCI×3、DIMM×4(DDR2-667対応、最大8GB)のスロットを装備。IEEE 1394b、Gigabit Ethernet(2ポート)、7.1チャネルサウンド、ICH7RとSilicon Image製コントローラによるSerial ATA II(6ポート、RAID対応)。電源安定化を図る外部モジュール「U-Plus D.P.S.」や、オーバークロック設定によりメモリの888MHz駆動をサポートするといった独自機能も搭載。 どちらのマザーボードも真価を発揮するのはPentium Extreme Editionが発売されてからとなる。