グーグルは米国時間25日に、「Site Targeting」プログラムを開始する。このプログラムでは、広告主がサードパーティの提携サイトにアニメーション画像を使った広告を掲載できるようになる。
Googleは初めてインプレッション(cost per impression:CPM) ベースでの広告入札を受け入れることになる。これまで、1クリックあたりいくら(cost-per-click:CPC)という形の入札しかなかった。
CPMベースの料金はテレビCMのようなブランド広告のそれに近く、広告を目にする人数をもとに料金が決まる仕組み。それに対して、CPCでは広告がクリックされた回数に応じて料金を支払うことになっている。
グーグルの日本法人も国内でもこのサイトターゲティング広告は数週間内に開始されるという。
サイトターゲティング広告が表示されるのは、AdWords広告の掲載を採用しているパートナーサイト(asahi.comやgoo、AdSenseを掲載する小規模サイトも含む)となり、広告主は、これらのサイトから自分が表示させたいカテゴリーやサイトを選ぶことになる。
また、サイトターゲティング広告で採用されているオークション方式は、AdWords広告の入札とも競り合う形式となっており、表示される広告はサイトターゲティング広告もAdWords広告(AdSense)もいずれも含んだ中で入札価格などが高かった広告が掲載されることになる。