2005年F1世界選手権シリーズ第4戦サン・マリノGP(4月24日決勝)はイタリア・イモラのアウトドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(1周4.933km)で現地時間(以下、現地時間)23日、2日目を迎えた。午後1時(日本時間午後8時)からは公式予選1回目が行なわれ、マクラーレン・メルセデスのキミ・ライッコネンが1'19.886でトップタイムを記録した。0.003秒と僅差の2番手にポイントリーダーのフェルナンド・アロンソ(ルノー)、3番手に地元フェラーリのミハエル・シューマッハがつけた。注目の佐藤琢磨(B・A・R Honda)は10番手タイム。
トップのジェンソン・バトン(B・A・R Honda)から10番手のフェリペ・マッサ(ザウバー・ペトロナス)までが僅か0.448秒差にひしめく接戦となった午前2回目のフリー走行4から2時間のインターバルを挟んで行なわれた公式予選1回目。
午前中よりもやや雲の多いイモラは、セッション開始の午後1時(日本時間午後8時)の時点で気温20℃、路面温度34℃のドライコンディション。拮抗した上位争いが期待される中、この週末最速となる1分19秒台でトップタイムを記録したのはK.ライッコネンだった。
前戦の成績下位から順にタイムアタックを行なうこの日の公式予選1回目、バーレーンGPで3位入賞を果たしたK.ライッコネンは最終組18番目にタイムアタックを行ない、それまでの暫定トップ、M.シューマッハのタイムを0.606秒上回る1'19.886を記録。続くヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)は1'20.492(暫定5番手タイム)とK.ライッコネンを上回ることはできず、注目は最終出走のF.アロンソに集まったが、そのF.アロンソは1分19秒台のタイムを記録するものの、僅か0.003秒及ばず2番手。この瞬間にK.ライッコネンの公式予選1回目トップが決定した。
3番手は1組目5番目出走と不利な条件ながらK.ライッコネンに先行を許すまで暫定トップに立ったM.シューマッハ。チームメイトのルーベンス・バリチェッロは11番手タイム。午前2回目のフリー走行4でトップタイムを記録した昨年のポールシッター、J.バトンはトップから0.578秒差の5番手タイム。
佐藤琢磨はトップから0.965秒差の10番手タイムを記録。共に2組目出走と不利な条件ながらB・A・R Hondaは2台がトップ10入りを果たした。一方のトヨタは、J.トゥルーリがトップから0.606秒差の6番手、ラルフ・シューマッハはトップから1.108秒差の12番手タイムを記録した。
開幕3連勝でヨーロッパ・ラウンドを迎えたルノーは、F.アロンソが2番手につけたものの、ジャンカルロ・フィジケラは15番手タイムで公式予選1回目を終了している。 ■ F1チーム&ドライバー関連グッズはこちら!