スーパーマンリターンズは、「スーパーマン」シリーズの約18年ぶりとなる最新作で21世紀の新スーパーマンが遂に世界初公開された。人気シリーズ映画の最新作「スーパーマン リターンズ」(ブライアン・シンガー監督、来夏公開)はオーストラリアで撮影が進行中で、主役のブランドン・ルース(25)が衣装を着た姿を、製作・配給のワーナー・ブラザースが一斉公開した。
胸のSマークがやや小さめで、マントも落ち着いた赤になっているが、ルースの筋肉は、前4作で主演を務めた故クリストファー・リーブさん(享年52)に負けていない。同シリーズは78年に第1作が公開され「−リターンズ」は87年の第4作から約18年ぶりの新作となる。 「スーパーマン」新コスチューム全世界で初公開
映画「スーパーマン」シリーズの約18年ぶりとなる最新作「スーパーマン リターンズ」(ブライアン・シンガー監督、来夏公開)で、主演俳優、ブランドン・ルース(25)が演じる“新生スーパーマン”のコスチューム装着写真が、全世界初公開された。 見た目は、シンボルマークであるSのロゴが若干小さくなったり、以前より光沢がかかった程度だが、配給元のワーナーは「質も丈夫で動きやすくなっている」と出来栄えに自信。同監督が「スーパーマンに相応しい肉体」と太鼓判を押すルースのボディーにピッタリとマッチしていた。 「スーパーマン・リターンズ」、ホワイト編集長が決定 ブライアン・シンガー監督の「スーパーマン」シリーズ最新作「スーパーマン・リターンズ」で、スーパーマン(クラーク・ケント)が勤務しているデイリープラネット新聞社の編集長、ペリー・ホワイト役にフランク・ランジェラが決定した。ホワイト編集長役は、当初ヒュー・ローリーが決まっていたが、出演中のテレビドラマのスケジュールと折り合わず、降板していた。 ランジェラは、ジョン・バダム監督による「ドラキュラ」(79)でドラキュラ伯爵を演じたほか、ロマン・ポランスキー監督「ナインスゲート」(99)などに出演している。 本作では、スーパーマン役に無名のブランドン・ルースを抜擢。ロイス・レーン役にケイト・ボスワース、ホワイト編集長の息子、リチャード・ホワイト役にはジェームズ・マーズデン。宿敵レックス・ルーサーはケビン・スペイシーが演じる。 撮影はすでにオーストラリアでスタートしており、06年6月30日に全米公開される予定。 「スーパーマン・リターンズ」にマーロン・ブランドが出演? 現在撮影中の「スーパーマン・リターンズ」に、マーロン・ブランドが「出演」するという噂が流れている。ブランドは、シリーズ1作目の映画「スーパーマン」(78)でスーパーマンの父役を演じていたが、最新作でメガホンを握るブライアン・シンガーは、マーロン・ブランドの出演を熱望しているという。しかし、すでにブランドは他界しているため、「スーパーマン」の未使用映像の利用を検討しているとか。 その噂を裏付けるように、最新作でスーパーマンの父ジョー=エル役のキャストはいまだに発表されていない。ちなみに、ブレット・ラトナー監督が「スーパーマン・リターンズ」の企画に携わっていたときは、アンソニー・ホプキンスが候補にあがっていた。
映画「スーパーマン・リターンズ」、公開初日が2日早まる ワーナー・ブラザーズが31日、映画「スーパーマン・リターンズ」の公開初日を予定していた6月30日から6月28日に繰り上げることを発表した。7月4日(独立記念日)の祝日の時期にチケットの売り上げを伸ばすためだとしている。 同作品で伝説のスーパーヒーローを演じるのは、新人のブランドン・ルース。 劇場公開される映画は金曜日に封切られるのが定石だったが、最近のハリウッドでは、今回のように祝日を意識して水曜日に初日をもってくるケースが増えている。事前宣伝をしっかり行うことで、休暇時期の興収を増やすためだ。 スーパーマンの映画が製作されたのは、1987年のクリストファー・リーヴ主演「スーパーマン4最強の敵」以来となる。
「スーパーマン」、初登場1位 北米映画収入 週末(2日までの3日間)の北米映画チケット販売収入ランキングによると、ヒーロー映画シリーズの最新作「スーパーマン・リターンズ」が5215万ドル(約60億円)と、封切り後初登場で1位を獲得し、スーパーマン人気の健在ぶりを示した。 スーパーマンの前4作品に主演したクリストファー・リーブさんは落馬事故で全身まひを負ったが、まひ治療推進の社会活動に献身し、2004年に亡くなった。 約19年ぶりとなる新作では、若手ブランドン・ルースさんがヒーロー役に抜てきされた。日本では8月19日に公開される。
■スタッフ■ 監督:ブライアン・シンガー「X−メン」 製作:ギルバート・アドラー、ジョン・ピータース 原作コミック:ジェローム・シーゲル(ストーリー)、ジョーゼフ・キャスター(作画) 脚本:マイケル・ドウアティ、ダン・ハリス 撮影:ニュートン・トーマス・シーゲル 編集:エリオット・グラハム、ジョン・オットマン 音楽:ジョン・オットマン 視覚効果スーパーバイザー:マーク・ステットソン、ボイド・シャーミス 特殊効果スーパーバイザー:デイブ・ジョンソン
■キャスト■ ブランドン・ルース(スーパーマン/クラーク・ケント) ケイト・ボスワース(ルイス・レーン) ケヴィン・スペイシー(レックス・ルーサー)