ニコンは「D70s」、「D50」を、デジタル一眼レフカメラ2機種を20日に世界同時発表すると発表した。
同社の新型デジタル一眼レフカメラについては3月下旬に、正式発表前の製品情報がインターネットで流出する騒ぎがあった。8日(現地時間)には英Nikon UKが、4月末に2機種のデジタル一眼レフカメラを発表すると予告したが、本社が公式に新製品の存在を認めたのはこれが初めて。
ニコンは発表予定の製品名やスペックなどを明らかにしていないが、発表される2機種は、D70の後継となる「D70s」、D70よりもエントリー向けの「D50」と推測される。価格、発売日についても明らかにされていない。
Nikon D70s
既存のデジタル専用レンズ「AF-S DXズームニッコールED 18〜70mm F3.5〜4.5G(IF)」が付属する「D70sレンズキット」も発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後と見られる。 ボディのみの店頭予想価格は10万円前後の見込み。
Nikon D50
D70との機能面での主な違いは、記録メディアをCFからSDメモリーカードに変更したこと。同社のデジタル一眼レフとして初めての採用で、ボディサイズはD70から幅約7mm、奥行きで9mmほど小型化した。重量はD70よりおよそ55g軽い約540g。PCインターフェイスはUSB 2.0(Hi-Speed)を採用する。
撮像素子は約610万画素CCDで、サイズはAPS-C相当(23.7×15.6mm)。記録画素数は3,008×2,000/2,240×1,488/1,504×1,000ピクセル。ISO感度設定はISO200〜1600で、1/3段ステップでの設定が可能。レンズマウントはニコンFマウント。画角はレンズ表記の焦点距離の約1.5倍に相当する。
スペックダウンしている点は、まずプレビューボタンが省略されたこと。絞り値による被写界深度がファインダーで確認できなくなった。また、CCD電子シャッターによるシャッター速度の上限が1/8,000秒から1/4,000秒に下がった。連続撮影も約3コマ/秒から約2.5コマ/秒に、ISO感度(ISO200〜1600)の設定幅が1/3段ずつから1段ごとになっている。
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