2002年6月、日本中がワールドカップフィーバーに沸いた6月、ピッチに立つ選手たちの姿は見ることができる。
日本中がワールドカップフィーバーに沸いた2002年6月、ピッチに立つ選手たちの姿は見ることができるも、ベンチ裏、練習風景、旅館や練習中の選手同士のたわいない会話。30日間という長いようで短い間ながら、ワールドカップに臨む日本代表の緊張感、選手たちの素顔が見えてくる。サッカーが好きな人。そうでない人が観ても価値ある作品です。
2002年6月、歴史的な大会を戦い抜いた、サッカー日本代表チームに密着、数時間にも及ぶ貴重な映像の記録をもとに、日本映画界の鬼才・岩井俊二が編集を手掛けた長編ドキュメンタリー。 日本代表キャンプ地・静岡「北の丸」集合からベスト16トルコ戦後解団に至るまで30日間にわたって、選手や監督の素顔に迫る。
ぼう大な量の映像資料をもとに、映画監督、岩井俊二が編集を手掛けたドキュメンタリー作品。大会直前、キャンプ地「北の丸」で行われたパーティーで、互いをプールに突き落としたり、自ら飛び込んでいったりする選手たちは、ただの酔っ払った20代半ばの若者でしかない。
しかし、大会が始まるや、彼らは戦う男に変ぼうする。マスコミをシャットアウトした練習風景や、試合後のロッカールームでの彼らの興奮ぶりはここでしか見ることのできない貴重な映像だ。また、トルシエ監督(当時)が激を飛ばしながら作戦を説明したり、ハーフタイムで中田(秀)選手が仲間の選手に指示を出す様子も興味深い。
もともと資料として残すために撮影された映像だったのが、編集を手掛けたのが映画監督ということもあって、ドキュメンタリーでありながら、日本代表選手23人それぞれが主役を演じている映画のような仕上がりになっているのが印象的だ。