アップルは、先週からの噂のとおり、カリフォルニア州サンフランスコで始まった開発者会議WWDC(Worldwide Developer Conference)で、IBM社製のPowerPCプロセッサーを見限り、Macにインテル製プロセッサを採用してPowerPCからIntel製CPUに移行する計画を明らかにした。
基調講演ではまた、現行の"Tiger"に次ぐMac OS Xが"Leopard (Version 10.5)"になると発表した。2006年末から2007年初めにかけて登場するとしている。
Appleは1994年以来IBMのPowerPCプロセッサを採用してきたが、今後は徐々にIntelチップへの移行を進めることになると、同社の状況に詳しい複数の情報筋が述べている。 これらの情報筋によると、Appleはまず2006年なかばに、Mac MiniなどローエンドのコンピュータでIntelプロセッサへの切り替えを行い、Power Macなどハイエンドのモデルも2007年なかばには移行する予定だという。 AppleのCEOであるSteve Jobs氏は、
「世界で最高のパーソナルコンピュータをユーザーに届けることが我々の目的であり、将来を見越すと、現時点でIntelのプロセッサ・ロードマップが最も充実している」
「これは、サードパーティーがそうすることを妨げるものではない。おそらくどこかが対応してくるだろうが、われわれがそれを邪魔するようなことはない」
「AppleのMac以外でMac OS Xを動かすことは認めない」