トータル・フィアーズ:ジャック・ライアンシリーズ4作目をNYで鑑賞。2002年8月3日(U.S)&9月1日(Virgin Sinema)N.Y旅行中に日本公開前と帰国後の日本国内バージンシネマで2回も鑑賞鑑賞しました。過去のホームページに掲載してあったものを、来週日曜洋画劇場に登場するのを機にブログへ掲載しました。
ベストセラー作家トム・クランシーの“ジャック・ライアン”シリーズから「恐怖の総和」を映画化。何者かが仕掛けた核爆弾爆発事件が、第3次世界大戦の恐怖を引き起こすさまを、緊迫感と共にリアルにつづっていく。 トム・クランシー原作「ジャック・ライアン」シリーズの映画化第4弾。監督がソマリアなどのドキュメンタリーを撮ったフィル・アルデン・ロビンソンなだけに、世界の危機がアメリカをひいきすることなく、すこぶる公平によく描けている。 前作まではハリソン・フォードがハマリ役として演じたジャック・ライアンを「パール・ハーバー」('01)のベン・アフレックが3代目ライアンに扮して若返りアクティブなキャラクターを演じている! ライアンと共に事件に挑むCIA長官キャボット役には、前作から引き続き「スパイダー」('01)の名優モーガン・フリーマンが扮するが、今回の作でその役目を終えることとなる。 さて4作目の内容は、1973年の第3次中東戦争で、1発の核ミサイルが紛失した。そして2001年、アメリカとロシアの間でまたも国際緊張の事態が発生。しかしCIAの若手アナリスト、ジャック・ライアン(ベン・アフレック)はそれらの原因が何者かに仕組まれているとにらみ、調査を続ける。しかし、ついにアメリカに1発の核ミサイルが落とされ、世界は一気に第3次世界大戦の危機へ! 核爆弾の描写とその後の展開に、本当の核爆弾の恐怖を描けないアメリカの事情が見え隠れするが、この映画の趣旨としては核の恐怖ということではなく、国際緊張の恐怖があるからこそ、核の脅威にもつながると言う所にあると見るべきだろう。 今回のジャック・ライアンを若返らせてリニューアルしたことも成功している。NYテロ事件後ようやく登場した秀作です。シナリオの秀逸さと展開、カメラワークが緊張感を見事に伝えてくれます。 ■ ジャック・ライアン トータルフィアーズ初回限定DVD □ ハリソンフォード □ ベン・アフレック ■ ジャック・ライアンシリーズ ■ 「レッド・オクトーバーを追え!THE HUNT FOR RED OCTOBER」 ■ 「パトリオット・ゲーム」 ■ 「今そこにある危機」 ■ 「トータル・フィアーズ」 ■ 「K-19」 ■ 「エアフォース・ワン」