Panasonic Let's note LIGHT W2シリーズは、なんと言ってもこの軽さが一番の魅力XGA対応の12.1型液晶モニターと光学式ドライブ(DVD-SuperMulti)を内蔵しながら、重量をわずか1.3kg弱に抑えていることにある。同時に802.11a/b/g対応のモバイルノートとして必要な長時間稼働も実現しており、標準バッテリーで7.5時間動作できるようになっている。
操作性に関して「ホイールパッド」は、周囲部をなぞることでマウスのスクロールボタンのような使い勝手を可能にしてくれる。個人的には一般にタッチパッドの操作性はあまり好きでなく、割り振られているスクロール機能も使いにくいため、小型マウスを外付けで使うことも多いのだが、本製品ではスクロールに関しては違和感なく利用できた。 光学ドライブも一般的なトレイローディング方式ではなく、「ホイールパッド」の下に埋め込んだ「シェルドライブタイプ」だ。これは、部品点数や可動部分をトレイローディング方式よりも大幅に削減することで、強度と軽量性を確保するためだ。こうしたさまざまな工夫を施した結果、多機能ながら通常の持ち運びが可能なほど軽いマシンに仕上がった。 実際に利用してみても、光学ドライブを装備しながら、1.3kg弱という本体重量は、ビジネスユースでは大きな利点になると感じた。例えば、取引先にCDやDVDなどのメディアでデータをもらった際に、次の場所への移動中に内容を確認できる。 付属のソフトウェアについては、無駄なソフトを入れていないので、家庭での趣味にもいろいろと使いたいという場合、多少物足りないかも知れないが、複数のネットワーク環境を切り替えるソフトなど必要なものは装備されている。ビジネスユースで利用する場合には、むしろ起動の早さの方が重要になるケースも多く、そこは使い方によって分かれるところではあるが、全体的に非常に良くまとまったマシンだと言えるだろう。