渡辺謙の出演も話題の、「バットマン」誕生を描くシリーズ最新作バットマンビギンズが2005年06月18日(土)遂に公開。
クリストファー・ノーランが贈る『バットマン・ビギンズ』はバットマン伝説の起源と、ゴッサム・シティの善なる力としてのダークヒーローになるまでを描く。両親を殺害された後、世の中に幻滅したブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)は、不当な闘い、弱者を餌食にする悪党を倒す手段を見つけるために世界を巡る旅にでる。
やがてゴッサムに戻った彼は、もう一人の自分の存在に気づく。それがバットマン--体力、知力、そして数々のハイテク機器を駆使し、街を脅威にさらす悪党と闘う仮面の戦士だった。 渡辺はヒマラヤの山奥の僧院に住み、ブルースにバットマンとして生まれ変わるきっかけを与えたラール・アズ・グール役。国籍も言語も不明だが、不正と戦うことをポリシーに掲げ何千年もの歴史を持つ“影の軍団”のリーダーという設定だ。
■バットマン ビギンズ http://www.jp.warnerbros.com/batmanbegins/
俳優渡辺謙(45)の2作目のハリウッド出演作「バットマン ビギンズ」(クリストファー・ノーラン監督、6月18日公開)のワールドプレミアが、世界に先駆けて31日に東京・ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催されることが8日、発表された。同時期には「宇宙戦争」(6月29日公開)「スター・ウォーズ エピソード3」(7月9日公開)と超話題作も公開されるが、渡辺は「いい対決になる」と挑戦状をたたきつけた。
渡辺が今夏の映画戦争に力強く参戦表明した。6月13日に「宇宙戦争」のワールドプレミアが日本で開催されるが、それより一足早くシリーズ5作目の本作が日本で初披露される。このほどロンドン市内で完成報告会見を行った渡辺は「ある意味完ぺきなハリウッド映画だから、日本人俳優としてはうれしいですね」と手ごたえを隠さなかった。
強力なライバル「宇宙戦争」の主演は「ラストサムライ」で共演した米俳優トム・クルーズ(42)。「トムが頑張っていると聞いていた。両作品ともいい形で喜んでもらえるといい」とエールを送りつつも「毛色の違う作品だが、いい対決になると思う」とライバル心もチラリとのぞかせた。
今回はバットマン誕生の物語。渡辺はヒマラヤ山中に住む影の同盟のリーダー、ラーズ・アル・グール役。ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)がバットマンに生まれ変わるきっかけを与える重要な役どころに「何か存在感を残していこうという気持ちが強かった」と入れ込んだ。
セリフは英語と影の同盟メンバーが話す特殊語が半分ずつ。特殊語は渡辺が考案した。ある一定の法則を持った言葉だが「どんな意味があるのか、バットマンマニアのためにとっておきたい」と明かさなかった。
「『ラストサムライ』は日本を背負う感があったし、しゃにむに演じた。今回は一俳優として呼ばれ、演じることができた」。すっかりハリウッドの一員となった余裕が、夏の超大作戦争への自信を支えていた。
■ ラストサムライ特別版DVD ■ バットマンビギンズ:先行予約受付中