コンスタンティンは、アメリカンコミック「ヘルブレイザー」の映画化、キアヌー・リーブスが闇の探偵に扮する。マトリックスと発案が同じコミックからの映画化に出演する辺り、キアヌーらしいところでしょうか。
コンスタンティンで演じる主人公のコンスタンティンは、救世主ではない。悪魔払いの祈祷師でもあり、私立探偵でもある。少年時代にほんのわずかだが地獄を訪れたことがある?地獄がどんなところかを知る、ぶっきらぼうでヘビー・スモーカーの人間嫌いとして描かれている。
天国との長期にわたる緊張緩和を受けて、地獄の上層部はついに、人間界の敵対的乗っ取りに着手する決断を下した。
炎が燃えさかる穴に閉じこめられている地獄の住人は、この場所を閉ざす門を破ることもできると考えている。奴らの思い通りにことが運べば、地上は地獄と化すだろう。
コンスタンティンの務めは、にわかにせっぱ詰まったものになる。末期ガンと診断されたため、最後に残された日々を使って、死後に天国へ行けるよう点数を稼ぐ必要が生じたのだ。そこで、悪魔側の軍勢がロサンゼルスを攻撃し始めると、コンスタンティンはたった1人の国境警備隊として立ち上がり、悪魔を下界へと追い払う。
コンスタンティンには奇妙な才能が備わっている??この世のものでない存在が見える目と、邪悪な存在を退治する、人並み外れた能力だ。さらに、思わぬところで彼を救ってくれる人たちも何人かいる。信心深い双子の妹の自殺事件を調べる警官(レイチェル・ワイズ、写真)や、ボウリング場の上でオカルト現象を研究する怪しげな科学者、そしてカトリックの司祭だ。
■コンスタンティン公式サイト http://constantine.warnerbros.jp/