Microsoftは先月、以前からの約束を覆し、次期Windows「Longhorn」のリリース前にIEの新バージョンを公開すると発表した。これはセキュリティに対する問題とMicrosoftが、Internet Explorer(IE)7ですでに他のブラウザが3年前にから搭載している未搭載機能に関して、ついに腰を上げたということになる。
IE 7にはRSS(Really Simple Syndication)ベースのニュースアグリゲーター機能が内蔵されるとも言われているが、むしろこれは当たり前の機能であつて、今のIE 6はリリース以来、進化&進歩が止まっている事が問題なのではないだろうか。
公式には、MicrosoftがIE 7を出すのは、セキュリティの強化が目的であるとしていますが、セキュリティ対策は既にIE6でも逐次行われていることからも、明らかにFirefoxブラウザやSafariなど新機能を標準搭載したブラウザーと比較しても見劣りしていることに対する対抗策なのでしょう。
Bill Gates氏が、Internet Explorer 7のテスト版を今夏に投入する計画を発表したのも、これまで、IEの新バージョンを来年デビューするWindowsの次期メジャーアップデート(開発コード名:「Longhorn」)より先に出荷することはない、としていたものを、時勢の流れに逆らえずリリースを決断したのでしょう。
IEの新バージョンは、Windows XP Service Pack 2(SP2)搭載のマシンに対応するテストバージョンのベータ版を今夏までには投入するとしています。
さて、いつどんなものが出てくるのでしょうか?