『 カリホルニウム 』(Californium)とは?原子番号98の元素で元素記号はCf。アクチノイド元素の一つ。超ウラン元素でもある。その価値は、たった100gで7兆円もする世界で最も高価な物質です。『 カリホルニウム 』の比重は、15.1、融点は900℃である。安定同位体は存在しない。物理的、化学的性質も不明な部分が多い。原子価は、3価となっている。 1960年、カリフォルニア大学のシーボーグ等が、キュリウム242にサイクロトロンで加速したアルファ粒子をぶつけて『 カリホルニウム 』245(半減期45分)を発見した。
元素名は、地名であるカリフォルニア(米国)に由来する。 いくつかの同位体が発見されているが、最も半減期が長いのは『 カリホルニウム 』(251で900年(800年?)である。原子炉内でウラン235が中性子の捕獲を繰り返して出来るカリホルニウム252は、半減期が2.65年である。このカリホルニウム252は、自発核分裂(平均3.8個の中性子を出す)するので、中性子線源(原子炉の火付け役)や、非破壊検査、その他研究用に使用される。 ちなみに『 カリホルニウム 』(252は世界でもっとも高い物で、100g7兆円になる。
超ウラン元素(ちょうウランげんそ)とは化学において、ウランの原子番号である92よりも原子番号の大きい元素のこと。