オシリスの墓が発見されたのはおよそ50年前、長い間ほとんど手つかずの状態だったが近年始まった本格的調査によりこの墓の重要性がどんどん高まっているという。オシリス神話の中心地で、バラバラにされたオシリスの頭部を埋葬したとされる。
中王国時代になると第1王朝の王墓はオシリスの墓と同一視されるようになった。「死ぬとオシリスとなり再生復活できる」とのオシリス信仰が広まり、アビドスへの巡礼や空墓の造営が行われるようになった。 オシリスの墓は 最終地点が地下40メートル3層目の部屋には満々と水が湛えられていた!水中に沈む石棺… 果してこの水の意味は? 跡の謎を解くために重要となる墓の名前になったエジプトの神・オシリスとは?! もとは豊穣神だったのが、やがて冥界神としての属性も備えるようになったものと考えられている。冥界神=地下に住む神が、豊穣と結び付けられるのは、緑は大地の中から芽吹くからである。もとは豊穣神だったのが、やがて冥界神としての属性も備えるようになったものと考えられている。冥界神=地下に住む神が、豊穣と結び付けられるのは、緑は大地の中から芽吹くからである。 各地に、オシリスを祭る神殿「オシレイオン」(ギリシア語名称)が建てられ、「オシリスの墓」と呼ばれる儀式的な墓が作られた。この墓は、原初の丘を模して作られた小島に石棺を置くもの。ここで、オシリスの棺に納められた、枯れた作物を、新たに芽吹いた植物と取替える。 また、安定を意味するジェド柱を建立し大地の恵みが安定することを祈る。やってる内容としては、日本の豊饒祭と変わらない。 死者の守護神としては、もちろん、死後の「審判」がある。 トトとアヌビスが、死者の魂を裁くのを見守り、正しきものと認められた使者はオシリスの前に出て挨拶することを許され、オシリスの守護する死者の楽園に入ることを許される。地上の、生ける者たちの王がホルスなのに対し、オシリスは地下の、死者たちの王なのだ。エンマ様か、ブッダあたりのイメージ…でしょーか。 2005-02-06 04:19:09