日立グループは、同社のテレビCM「日立の樹」を2001年以来4年ぶりにリニューアルし、5日より新CMで放映すると発表した。今回の新CMは歴代を数えると第9代目となる。
「日立の樹」は1973年から30年以上にわたり続いている日立グループの企業CMで、当初は樹の枝が伸びていくアニメーションで表現していたが、1975年の2代目CMでハワイ・オアフ島の大樹、モンキーポッドの実写映像を採用。以降、画面に登場する樹の種類を何度か変えたが、1984年の6代目から現在までは変わらずモンキーポッドを用い続けている。
新CMに登場する樹は現在放映されている8代目と同じものだが、映像、BGMともに録り直され、映像はハイビジョン撮影を初導入、BGMはアカペラグループ「INSPi(インスピ)」が歌う新しいアレンジのものが利用されている。初回の放映は5日21時から(一部地域除く)の「日立 世界ふしぎ発見!」(系)内で行われる。
同社では「日立の樹」に関する情報をWebサイト「日立の樹オンライン」にまとめており、過去のテレビCMや、オアフ島モアナルア・ガーデンパークに生える実物の日立の樹への交通などを調べることができる。今回の新CMについても、テレビ放映開始後にサイトに掲載される予定。
同社が2004年8月に行った調査(東京近郊の男女600名が対象)では、「日立の樹」CMの認知度はほぼ100%、好感度も90%以上という結果で、浸透度が極めて高いことが確認されたという。
日立の樹オンライン http://www.hitachinoki.net/ 日立製作所 http://www.hitachi.co.jp/