2004年末のデジカメ販売数のランキングに、ついにLUMIX DMC-FX7がトップに輝いた。
コンパクトボディに手ブレ補正ジャイロを搭載と個性の強い製品だが、今まではなかなか画素数が同じクラスの製品では平均単価が1万円程度高価なことから、このLUMIXシリーズは、ランキングに登場してこれなかったが、その製品の良さが最終的には、ボーナス時期に懐に余裕のある方々が購入したのか、販売数でトップとなった。
しかし、今年の秋モデルは他社よりも大きめだったボディを圧縮。さらに液晶を大型化したことで、ライバルに負けない製品へと進化した。画素数や液晶サイズを落としたLUMIX DMC-FX2も10位にランクインしており、500万画素より下の新機種としては、貴重なランクインだ。
1 LUMIX DMC-FX7 松下電器 OPEN 40,000〜52,400 2 DSC-T3 ソニー OPEN 37,800〜59,800 3 IXY DIGITAL 50 キヤノン OPEN 33,800〜47,800 4 EXILIM ZOOM EX-Z55 カシオ OPEN 35,000〜54,800 5 IXY DIGITAL 500 キヤノン OPEN 31,000〜52,400 6 DiMAGE X50 コニカミノルタ OPEN 29,800〜49,800 7 μ-15 DIGITAL オリンパス OPEN 19,800〜29,800 8 QV-R51 カシオ OPEN 24,400〜38,300 9 Optio S50 ペンタックス OPEN 25,000〜39,800 10 LUMIX DMC-FX2 松下電器 OPEN 31,500〜43,000
世代交代としては、DSC-T1がDSC-T3へと変わっている。T1が終息したことと価格がこなれてきたことで、やっとランキング上位に進出だ。T1がより使いやすくなった後継機ということで、こちらも前モデル同様長い人気を得るモデルとなるだろう。
デジタル一眼レフの低価格モデルも発売が続いており、ついにはレンズセットが実売価格10万円をきるオリンパス E-300も登場している。この価格は、ハイエンドレンズ一体型デジタルカメラに匹敵する価格であり、また一歩デジタル一眼レフの裾野を広げたモデルだ。デジタルカメラから一眼レフへと進む人にとって、コスト的に魅力的な一台だろう。