ガンダムSEEDデスティニー第12話「よみがえる翼」で、いよいよキラが再び眠らせていたフリーダムガンダムで飛び立ちます。
フリーダム・ガンダムZGMF-X10A
キラが搭乗するザフト製のMS。動力は従来のバッテリー方式ではなく核エンジンである、「二ュートロンジャマ−キャンセラー」を持つことで、無限ともいえる電力供給はPS装甲をダウンさせることは無い。背中にビーム砲、腰にレールガンと大口径兵器を二門ずつ装備し、無敵ともいえる強さを持つ。
前作ガンダムSEEDの最終50話「終わらない明日へ」でラウ・ル・クルーゼが搭乗したプロビデンス・ガンダムとの死闘の末に、残骸と化してしまったフリーダム・ガンダムの機体も修復されているようで、モビルスーツの動力源はデスティニーでは使用禁止の核エンジン「二ュートロンジャマ−キャンセラー」を持っているので、無限ともいえる電力供給とPS装甲がダウンすることのない無敵のモビルスーツが復活します。
前作、ガンダムSEEDを振り返ってみましょう。
■PHASE-49 「終末の光」 ジェネシスの第2射で、地球連合月面基地は壊滅した。次なる目標は地球なのか。連合は壊滅した艦隊を再編成し、ピースメーカー隊を再度出撃させる。核でプラントへの直接攻撃を狙ったのだ。ジェネシスと核の間で奮戦するキラたち。激闘の最中M1アストレイ隊は戦死。ムウもラウとの闘いで傷ついた。しかしイザークとディアッカは連携により、辛くもカラミティとフォビドゥンを撃破する。
同じ頃、アークエンジェルと戦闘中のドミニオン内でも、アズラエルとナタルが対立していた。暴走したアズラエルは全員退艦を命じたナタルに発砲し、更にローエングリンを発射した。回避が間に合わぬアークエンジェル。あわやの刹那、身を挺してムウのストライクはアークエンジェルを守り、爆散した。ムウを失い、血の叫びを上げるマリュー「ローエングリン発射!」。そしてアズラエルを抑えたナタルも叫ぶ。「撃てっ、マリュー・ラミアス!」愛する男を犠牲にした二人の女性の思いは、戦争の元凶の一つ、ブルーコスモスの盟主を葬り去った…。
■PHASE-50 「終わらない明日へ」 多くの犠牲を出しても、戦いはまだ終らない。ドミニオンを退艦したフレイは、キラへの絶ちがたい思いに引きずられるかのようにフリーダムとプロヴィデンスの死闘の場へと紛れこむ。そしてキラの目の前で、襲いかかるラウの非情の刃により、その命を絶たれてしまった。守るべきものをまたも守れなかった悔恨の中に、フレイの姿を幻視するキラ。フレイの魂はようやく、その終焉の時にキラと触れ合えたのだろうか…。
一方、ザラはジェネシスの標的を地球へと向ける。しかし、狂気ともいえる行動を目の当りにしたザフトの中にも、その行為を静止しようとする者が現れる。そして、アスランは父の凶行を阻止すべくカガリと共にヤキン・ドゥーエに突入。しかしそこで見たものは、ジェネシスでの虐殺を止めようとした士官に射たれたザラの姿だった。死の間際にも、ナチュラルへの呪詛の言葉を呟き、ザラは息絶えた。
だが、彼の死をもっても暴走は止められなかった。ヤキン自爆に連動したジェネシスは、発動を開始してしまう。アスランは単身ジェネシスへ。ジャスティスの核エンジンを暴走させ、ジェネシスもろとも破壊しようというのだ。果たして、目論見は成功。アスランは自らの命を絶とうとし、制止されてカガリと共に脱出した。
同じ頃、キラとラウは最後の死闘の末に、相討ちとなってしまう。ザフトではカナーバら旧クライン派により、停戦の呼びかけが行なわれ、ようやく和平への道が開けるかに思われた。無残な戦場跡に絶望をするアスラン。 その時、トリィが宇宙へと飛び出した。その先にあるのは残骸と化したフリーダムの機体、そして、キラの姿…希望は、まだある。
さて、フリーダム・ガンダムのキラと、新型セイバーガンダムに搭乗するザフト軍となってしまった、アスランはこれからどうなるのでしょうか?本来ガンダムSEEDデスティニーの主役のはずの、シスコン:シン・アスカの運命は・・・・