ACCESSから提供開始された「NetFront for Series 60 702NK edition」は、従来から欧米地域向けに、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語対応で提供されていた「NetFront v3.2 for Series 60」のローカライズバージョン。Vodafone 720NK専用に日本語対応されたバージョンという位置づけだ。Vodafone live!のSymibian Styleで購入可能で、価格は2625円となっている。
NetoFront for 702KはHTML4.01、WML、c-HTMLに対応するフルブラウザで、PC向けサイトへのアクセスはもちろん、クッキー、SSLなどにも対応しており、ユーザー認証の必要な会員制サイトなどにもアクセス可能
「NetFront for 702NK」は多機能であると同時に携帯電話で動作するブラウザとしては極めて軽快で、操作性もいい。3Gなので通信速度が高速という点もあるだろうが、PC向けのサイトにアクセスしてもレンダリングでストレスを感じないし、既に触れたようにスクロールも快適。画面の小さな携帯電話ではどうしてもスクロールの頻度が高くなってしまうので、この点は極めて重要だ。
しかし、通信料金はPCやPDAを接続してのデータ通信と同じ扱いになり、パケットフリーなどに加入していても定額料金にはならない。またボーダフォンの場合、FOMAやWINに比較するとパケット料金割引率の大きなプランがないため、何らかの形でよりリーズナブルな通信料金で利用できるようなプランもほしい。もちろんこれは「NetFront for 702NK」だけの問題ではない。