通常、パソコンを購入する際には、カタログスペックや搭載されている機能、ソフトと最終的には価格で選択するのでしょうが、既に何台か自作のPCを作成している私は、持っているパーツをいかに活用するのか?とベースとなる筐体のデザインと電源容量、拡張性を考えて、今回も!IBMのIAサーバーxSeries 206(8482-25X)を選択しました。
今回もと言うのは、実は現在もIBMのx200をベースに、CPUをアップグレードしてPentium3 1.13GHz-S(512kb)を搭載したマシンを使っています。デザインは今回購入した、x206と似ているのですが、標準で搭載しているCPUが、Pentium4 3GHzに向上するのと、SirialATAを搭載してRAID機能が搭載されていることで、基本の処理能力が向上するのを狙っています。
しかも、PCの価格は、サーバーですのでOS無しで、77700円とお得です。現在のモデルをオークション市場で販売できれば、5万円台で最新の環境に移行できると思っています。
HDDを何台か搭載するのですが、その場合それなりの発熱がPCケース内にあるのですが、PCサーバーですので、標準で4台のファンが内臓されているため冷却能力には心配はいりません。
メモリーは追加投資が必要で、256MB PC2700 ECC DDR DIMMを256MB搭載していますが、これはできれば高速なタイプのPC3200 ECC DDR DIMMに変更して、最低でも512MBは搭載したいところですが、ECCタイプのメモリーのため若干バルク市場でも価格は高くなってしまいます。
また、ビデオカードもATI Radeon 7000Mが標準でマザーボードに搭載されていますが、既存のPCで利用しているAGPは使えなくなってしまいますので、その他の選択肢を考える必要があります。
今後、拡張などメモを公開していきますので、PCを購入する際の参考にしてください。
<<拡張記録:20050305>>
IBM純正、SATA-HDDマウントキット
なんと驚いたことに、この機種にはHDDのマウントキットがひとつも付属していませんでした。
しかも、HDD増設は筐体のフロントからスライド挿入させる独特の機構のため、このマウントキットを購入しないと接続できません。シリアルATA用の筐体ですので、増設パーツには標準で、SATA-HDDへ直接接続するATAケーブルとSATA-HDD用の電源が準備されていますので、もちろんHDDもSATAのみの接続可能です。
HDDは既にSATA化していたので問題ありませんが、HDDマウントには困りました。
そこでIBMに問い合わせたところ、修理部品として購入可能という事で、注文の電話をしたのですが、その対応のひどいこと!!壊れてもいないのに商品は売れないとまで言われてしまいました。なんだそりゃ?文句のひとつでも言おうかと思ってしまいましたが、そこは大人。
IBMダイレクトに確認して、パーツセンターを紹介いただいたんですが、それでも買えないのですか?と一言。もちろんパーツセンター如きの一担当者など、この一言で黙ったのは言うまでもありません。
注文は、FAXを受け取り代金と送料を振り込み後、振込み証明と共にFAXを送り返すことで発注となるようです。パーツセンターの担当者が最後に、納期は一ヶ月以上掛かりますよと捨て台詞を吐いたことは、今後絶対に忘れません。
しかし、FAXの値段を聞いて驚きました。なんとプラスティクのパーツひとつが7000円!?修理部品でしかも専用パーツとはこんな値段するのですね。本体にはHDD3台分場所があり、もちろん3台増設予定なので3つパーツを注文しなければ意味がないのですが、しめて21000円の出費!最初からSTATが搭載された機種を購入したほうが、確実に安く上がりました。。。
という事で、安物買いの銭失い!ご利用は計画的に!と昨今の言葉が頭を過ぎってしまいました。
FAXで注文後、パーツが一週間で届いたのは、うれしい誤算でした。。
<<拡張記録:20050305>>
IBM xSeries 206は、AGPスロットはもちろん最近流行のPCIexpressも使えません。PCI-XかPCIで利用できるビデオカードが必要になります。マザーボードの交換も考えたのですが、安定性や筐体とのマッチングを考えて、急いで換える必要もないと思い、このままで何とか環境を整えることにしました。
そこで、まずPCIスロットで使えるビデオカードを探すと、案外安くてよさげなものがいくつかありました。
もちろんPCI-Xネイティブで利用できる「Parhelia DL256 PCI」なども考えたのですが、これはビデオカードの値段だけでIBM xSeries 206と同じ金額になってしまうので、さすがに諦めました。
選んだのは、「玄人志向 ビデオカード GFX5700V-P256C」です。
nVIDIA製 搭載GeForceFX 5700VGPU搭載
コアクロック:250MHz/メモリクロック:400MHz
256MB DDRのビデオメモリ搭載(128bit幅)
DirectX9.0、およびOpenGLをサポート
Support:RGB、DVI、TV-Out
PCI
http://www.palit.com.tw/
PCI-Xスロットは、PCIと基本的には上位互換のあるスロットなので、その能力を完全発揮できる訳ではありませんが、ある意味では、AGPやPCIexpressよりも柔軟なスロットだと言うことです。