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December 12, 2004 space
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IBM Think Pad が消える!

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 ここ数日噂になっていた、IBMのPC事業からの撤退ですが、とうとう中国のパソコン最大手、聯想集団(レノボグループ)が、8日米IBMのパソコン事業を全面買収すると発表しました。

 今回の買収金額は12億5000万ドル(約1300億円)。買収後、聯想は5年間は「IBM」のブランドを使用する権利を持ち、「ThinkPad」の商標と関連技術を獲得するそうですが、IBMクオリティと言われたThinkPad のシルクのようなキータッチなどのこだわりは事実上消滅してしまいます。

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 買収金額のうち6億5000万ドルは現金で支払い、6億ドル分は聯想集団の株式で支払い、IBMは聯想集団株の18.5%を保有することで今後も事業戦略上、様々な面で提携していくそうですが、これは双方にとって、IBM-PCを名乗る価値として、しばらく名を残す程度の関係ではないでしょうか。。
 
 
 今回の買収で、レノボはいきなり世界3位のパソコンメーカーになるようです。一方のIBMは企業向けサーバーや情報技術(IT)サービス事業に特化し、パソコン事業からは完全撤退することになります。
 

 聯想は、これまで中国国内への販売に特化してきたビジネスを、今回の買収によって海外市場への浸透を図ることができる訳ですから、それだけでも価値がありますし、IBMにとっても赤字部門が売れて、しかも中国でのビジネスの足がかりにできるので、双方旨みがある買収となったのでしょう。

 
 先に、米調査会社ガートナーが、

『世界のパソコン出荷台数は03年に約1億6400万台で、前年比11%伸びた。だが、米証券大手の推計では、伸び率は04年に12%をつけた後、05年に9%、06年に6%と鈍化する見通しで、ガートナーは11月末に「世界のシェア上位10社のうち3社が07年までに撤退する』
との報告書を発表していましたが、今回の話を知っていての発言だったのかもしれません。。


 04年7〜9月期のシェアは、1位デル(16.7%)▽2位ヒューレット・パッカード(15.0%)▽3位IBM(5.5%)の順で、聯想は8位(2.2%)。

 
 
 これに対して、PC世界No1のDELL会長のMichael Dell氏は、「中国のLenovo(聯想集団)によるIBMのPC事業買収は業界内のほかの合併と同じくらいうまくいく」と発言しているそうですが、これはもちろんDELLにとって上手くいく話と言う意味で、他社・業界から見た場合には、これは「うまくいかない」という意味での発言のようです。勝ち組みの発言ですのです。。。


 IBM PCを買うなら今しかチャンスはない、という事に本当になってしまいました。残念です。しかし、一方で「Lenovoに経営が移れば、ThinkPadがもっと競争力のある価格設定で販売される可能性もある」と考える方もいるようです。

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HOMENews BlogsPC | December 12, 2004 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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