通称パリダカ、05年は1月1日にスペイン・バルセロナをスタートし、16日にセネガルのダカールにゴールする「テレフォニカダカール2005」に、「三菱自動車レプソルATSスタジオ」チームは5台のマシンをエントリーさせる。
そのうちの4台は「パジェロエボリューション」。重量バランスのさらなる改善や新機軸を盛り込んだサスペンション、中低速トルクの向上やレスポンスアップに主眼をおいて改良されたエンジンなどを武器とした最新型パジェロは、10月のUAEデザートチャレンジで、増岡と並ぶエースにして昨年の総合優勝者であるステファン・ペテランセルが実戦テスト済み。 同ラリーには04年型で参戦して優勝した増岡も、「05年型は初めてテスト車に乗って、ひとつめのカーブを曲がったときに、これは違うな!、という手応えを得ることができたくらい、進化している」と絶賛。 「もちろん、同僚ペテランセルが最大のライバルです。日産やVWなども力をつけているけど、僕かペテランセルが勝つでしょう。今回はタイヤがカギを握ると思う。1月5日あたりまでは様子見というか、3−6位くらいでオーケー。6日からは連続5日間、フルアタックになる」と、02−03年の連覇につぐ自己3勝目に照準を合わせる。 かつてのアルペンスキー世界王者であり、04年パリダカ総合4位のリュック・アルファンと、04年パリダカ二輪部門優勝のホアン・ナニ・ロマが、3&4台目のパジェロを駆るドライバー。 そしてクイックサポートの役割も担う三菱ワークスの5台目、ピックアップトラックの「L200」には、女性ながら04年パリダカで総合5位に入った実力者のアンドレア・マイヤーが搭乗する鉄壁の布陣だ。