受信トレイを取り戻せ！メールソフト「Thunderbird 1.0」正式リリース

　
　Mozilla Foundationが7日発表した内容は、メールソフト「Thunderbird 1.0」の正式リリース版の公開で、Windows版、Mac OS X版、Linux版とソースコードが公開されていて、Mozilla FoundationのWebサイトから無料でダウンロード可能です。
　
　
　現時点では、英語、ドイツ語、ギリシア語、トルコ語の各言語対応版が公開されており、日本語を含むその他の言語については準備中となっていますが、多言語でリリースしたのは評価できます。
　
　
　機能としては、Thunderbird 1.0では、学習型の迷惑メールフィルタやRSSリーダーなどの機能を備えたメールソフトとなっていて、今回の正式版ではソフトの見た目を変える「テーマ」のデフォルト設定が変更されています。また、検索したメールが保存できる「検索フォルダ」などの使える機能も充実しているので、進化の止まったOutlookExpressよりも使い勝手も良さそうです。

　まずは、自身でダウンロードして試してみましょう。評価はそれからですね。。

　迷惑メールを止める最もスマートな方法

Thunderbird は、迷惑メールを検出するための最も効率的なツールを提供します。このツールは、受け取ったメールを分析し、迷惑メールの可能性が高い要素を特定します。迷惑メールは、自動的に削除するよう設定するか、削除する前に迷惑メールかどうかを確認できるよう、指定したフォルダに振り分けることも可能です。

　　
　選べる表示形式

受け取ったメールは思い通りの方法で表示しましょう。Thunderbird に新しく登場した 3 列の表示形式を使ってメールにアクセスしてください。ツールバーをカスタマイズしたり、テーマによって外観を変えたり、メールビューを使ってメールを素早く整理することができます。

　　
　高度なセキュリティ機能を提供

Thunderbird は、S/MIME、デジタル署名、メッセージの暗号化、証明書やセキュリティデバイスのサポートといった、企業や政府機関でも安心してお使いいただける優れたセキュリティ機能を提供します。

　　
　豊富な機能を搭載

Thunderbird は IMAP/POP サポート、HTML メールのサポート、検索フォルダ、メッセージのグループ化、ラベル、クイック検索、RSS リーダー、賢いアドレス帳、受信通知機能、先進のメッセージフィルタ、LDAP アドレス補完、インポートツール、強力な検索機能、そして複数の電子メール・ニュースグループアカウント管理機能を備えています。

　　
　様々な追加機能

Thunderbird は、拡張機能によって必要に応じた機能を追加できるようになっています。拡張機能は、あなたの特定のニーズを満たすメールクライアント環境の構築を可能にする強力なツールです。

　　
　

　
　次に期待できるのは、Webブラウザやメールソフトなどの統合環境「Mozilla Suite」が控えています。これも軽量版Webブラウザ「Firefox」に、今回のThunderbirdを加えて、Web browser, advanced e-mail and newsgroup client, IRC chat client, and HTML editing made simple. というラインアップで、統合ソフトウェアの完成です。。

　Mozilla Japanが準備している、「Thunderbird 1.0」の日本語版については、12月下旬を目処にリリースする予定とのことです。
　
　
　ベースのThunderbird 1.0英語版でも日本語のメールを扱うことは可能ですが、メニューなどを日本語化したバージョンについては、12月下旬をまった方がよいかもしれません。
　
　

□ 日本語Thunderbird1.0ダウンロード