もう何年前になるでしょうか。インターネット草々期にUSで最新パーツを組み込んだ最速のPCがあると聞いて、平行輸入でGateway2000を購入した事があります。当時ペンティアム90が最速の時代です。 その後に、日本ゲートウェイが出来て店舗に足を運んだ覚えがありますが、そのときに牛柄のマグカップを購入しました。しかし突然日本から撤退してしまい、あの牛柄がなくなったのを寂しく思っていましたが、その牛柄はまた日本に帰ってきました。
Gatewayの生い立ちは面白くて、米国の中西部の農家で1985年に設立され、一時期ではありますが、今のDELLと同じく世界で最も有名なPCブランドの1つでした。
会社設立時には、創業者テッド・ウェイトの祖母が保証人となった1万ドルの融資とレンタルのコンピューターおよび3ページの事業計画から始めたと言う話です。 以前はゲートウェイ2000と呼ばれたこの会社は、農場で生まれたことを示す、独特な牛模様の箱を導入して、1993 年には、フォーチュン500社に仲間入りして、ナスダックに上場した後、1997年にニューヨーク証券取引所にその株式を移し、翌年、ゲートウェイは、サウスダコタ州ノース・スーシティからカリフォルニア南部へ本社を移しましたが、この頃から田舎者の社長が、バブルに踊ったことが理由で解任されてしまい、企業もリストラの嵐にさられれたようです。。 しかしGatewayは生き残り、着実な会社として生まれ変わったようで、USではeMachinesと言う低価格PCのブランドを買収して、DELL、HPに次ぐ第3位のPCメーカーと成長しています。
そして、日本市場に再参入すると発表。新たに「Gateway」ブランドを立ち上げ、「Gateway」と「eMachines」の2ブランドを日本市場で確立していくとともに、「Gateway」ブランドの4製品を発表して正式に日本でビジネス開始します。
これで牛柄のPCボックスにもまた会える日がくるかもしれませんね。
□ 日本ゲートウェイ