不要な携帯電話を土に埋めると花に変わる筐体を開発。プロトタイプはミニひまわりの花が咲く。
英ワーウィック大学の研究者が、携帯電話の新たなリサイクル方法を開発した。不要な携帯電話を土に埋めると、好きな花に変わるというものだ。 ケリー・カーワン博士率いる同大学の研究チームは、配合土の中に埋めると数週間後に分解し始める携帯電話の筐体を開発した。この筐体にはPVAXX Research and DevelopmentとMotorolaが開発した素材が採用されている。 この筐体を開発するために、研究者らはPVAXXの生分解性ポリマーの特殊な処方を発明し、表面の仕上がりは高品質だが、配合土の中で簡単に生分解するようにした。
さらにこの筐体に、花の種を埋め込む小さく透明な窓を付けた。この種は携帯電話利用者から見えるようになっているが、筐体を廃棄するまでは発芽しない。研究チームらはワーウィック大学の園芸研究者の協力を得て、どのタイプの種がこうした用途に適しているかを特定した。最初のプロトタイプには、ミニひまわりの種が使われている。