『戦闘力3500』とか書いてあります」オリンパスの5年に一度の技術を披露する「オリンパステクノロジーフェア」で発表していた。コーポレートスローガン「Your Vision, Our Future」の通り、未来を形にした夢のある技術。ITmediaに面白記事が掲載されていました。
スカウター? オリンパスの強調現実インタフェース 現実世界に仮想現実CGを重ね合わせる「強調現実」を活用したインタフェースをオリンパスが公開した。エンターテイメント分野や産業分野など、応用範囲は幅広い。
強調現実(Augmented Reality)技術では、コンピュータによる仮想現実と実際の現実を重ね合わせて表示することで、現実の理解を補強する。仮想現実(Virtual Reality)が世界そのものをCGなどで仮想化し、そこに人間が入り込むというコンセプトなのに対し、強調現実はあくまで現実世界の情報を生かし、仮想世界は現実の“強調”に使われる。 シースルー情報ビューワの仕組み自体は一見シンプルだ。CGは液晶ディスプレイで映す。透明表示部は、ペリクルミラーのように目の前のものは透過させつつ斜め方向のCGも反射して同時に表示できるため、見たままの現実にCGが重なって見えるわけだ。 問題となるのは、見る人の視点。どこで見るかでCGを重ねる位置が異なるため、位置を検出する技術が必要になる。この技術では、現実世界に位置検出用のマーカーを複数設定しておき、ビューワのカメラで捉えたマーカーの見え方から視点位置や姿勢を判断する。 もちろんリアルタイムにCGを表示するには、視点位置の検出やCGの表示位置の決定などもリアルタイムに行う必要がある。処理の高速化や現実との一致のさせ方などには相当な技術とノウハウが必要だ。
デモで見せたのは「デジタル絵本」の応用例だが、例えば倉庫で保管物の情報をコンテナに重ね合わせて表示したり、見本市会場で各社のブースの案内に活用したりと、考えられる用途は幅広い。実際、シースルー情報ビューワは廃止が決まった原子力施設「ふげん」の解体工事作業用にサンプル出荷したという。
オリンパスって面白いこと研究しているのですね。しかも役立つかも?と思わせる技術につくづく感心しました。