NANAは、2200万部突破の大人気、「ベルサイユのばら」「キャンディ・キャンディ」など、少女漫画の歴史を彩った名作に肩を並べる勢いの「矢沢あい NANA」が、ついにスクリーンに“進出”する。
女子中高生を中心に絶大な支持を受け、2200万部を超える少女コミック「NANA」(集英社)が、歌手の中島美嘉(21)、女優の宮ざきあおい(19)主演で映画化されることになった。人気漫画家・矢沢あいさん(37)の原作で、ナナと奈々という20歳の2人が織りなす恋模様、青春群像をつづる。 ひと目ぼれが得意!?な恋多き乙女・小松奈々と、メジャーを夢見る野心家のボーカリスト・大崎ナナという、対照的な2人がつむぐ涙あり、笑いありの青春模様。99年9、12月に少女コミック誌「クッキー」(集英社)に掲載した、それぞれが主人公の読み切りで人気に火がつき、02年5月から同誌で2人が共同生活を始めるという設定で連載が始まった。 今年8月刊行の単行本11巻で累計1700万部を突破(1日現在)。大谷監督も「読み始めたら止まらなくなって、小学生のころの“キャンディ…”以来の熱中ぶり。現在形で暮らしている女の子のリアリティー、夢と実生活での心の機微とのバランス感覚に刺激を受けた」とぞっこんで、約1年をかけ脚本を仕上げた。 ナナに同じミュージシャンの中島、奈々には若手実力派の宮ざきを指名。原作のファンという中島は「ファンの期待を裏切らないように、精いっぱい頑張りたい。私なりのナナを見ていただけたら」、宮ざきも「ファンの多い作品なので不安もありますが、かわいくてオシャレな奈々をリアルに映像に残せれば」と声をそろえる。 来年1月中旬にクランクインし、公開は秋予定。製作サイドでは既にシリーズ化も視野に入れており、大谷監督は「原作の持ち味、良さを損なわないよう細心の注意を払う。最高のキャスティングで、これでつまらなかったら監督の責任」と腕をぶしている。 ≪原作を知らない人も楽しめる映画に…≫
生まれた場所も育った環境も、性格も趣味も考え方も違う2人。 『小松奈々』一目ぼれの鉄人。一人でいるのが寂しくて常に誰かに恋している。なんでもないことでも「大魔王」のせいにし周りを巻き込んで大騒ぎを引き起こす。人に流されがちだが人の話を聞かないという所もある。犬のように周りを和やかにするので皆からは「ハチ」と呼ばれている。 『大崎ナナ』Black Stonesのボーカリスト。熱狂的なファンもおり、カリスマ性がある。いつかメジャーデビューしてやる!と日々腹筋に励む。テーブルを自分で作ってしまうところから見ても、手先が器用そう。自分で居ることにすごく頑張るタイプ。 そんな2人が運命的に出会った。同じ電車で同じ時刻に上京中、電車の中で意気投合。しかし連絡先すら聞かずに別れてしまう。そして住む部屋を探している時に再会し、その部屋で共同生活をすることに。2人のNANAの上京物語が今始まった。
『大崎ナナ』Black Stonesのボーカリスト。熱狂的なファンもおり、カリスマ性がある。いつかメジャーデビューしてやる!と日々腹筋に励む。テーブルを自分で作ってしまうところから見ても、手先が器用そう。自分で居ることにすごく頑張るタイプ。
そんな2人が運命的に出会った。同じ電車で同じ時刻に上京中、電車の中で意気投合。しかし連絡先すら聞かずに別れてしまう。そして住む部屋を探している時に再会し、その部屋で共同生活をすることに。2人のNANAの上京物語が今始まった。