Netscape0.5.6+−Firefox0.93をベースとしたブラウザの最新プロトタイプがベータテスター向けにリリースされていますが、このバージョンでは驚く路線の変更が行われているようです。
Internet Explorerが依然として90%近いシェアを誇っているのですが、最近の話題は軽快に動作し、ユーザーにとって便利な機能を備えたFirefoxやOperaが少しずつシェアを伸ばしているという状況のようです。 このような状況で、Netscapeが、再び存在感を示すために取り入れた機能がレンダリングエンジンの切り換え機能のようで、MozillaのGeckoエンジンだけではなく、IEのレンダリングエンジンを利用できる、ハイブリッド・エンジンなのです。※ツイン・エンジンではありませんので、同時使用はもちろんできません。 IEユーザーが他のブラウザの利用を検討する理由として、セキュリティの不安を挙げることが多いとおもいますが、IE以外のWebブラウザを使っていて、IEでなければ上手く機能・表示できないサイトも多々ありますが、このような場合にIEが必要になる場合には、レンダリングエンジンを切り換えてる事ができるのは、ユーザーの現状に即した機能と言えるのではないでしょうか。 レンダリングエンジンを切り換えるには、NNのタブに表示されるアイコンを選んで、「Display like Netscape」または「Display like Internet Explorer」を選択するだけで切替できます。これは個々のサイト単位の設定が可能で、MicrosoftのサイトをIE表示に設定すると、通常Netscape表示を利用していたとしても、MicrosoftのサイトはIE表示で開かれるなど、表現力に制限を与えない、ある意味柔軟路線とも思える大胆な機能です。
ツールバーはカスタマイズ可能で、標準で各種ヒストリーやCookies、Cacheなどをクリアできるアイコンが配置されていて、パーソナルなチューニングの許容範囲も広く、このよう機能も便利既存のブラウザーよりもユーザーの利便性としてはかなり向上するのではないでしょうか。 ブラウザーを選択する基準は個々ニーズによって違うものとなると思いますが、レンダリングエンジンの違いが混乱を招く時代から、表現力と使い勝手と言うユーザーに目を向けたプロダクトにやっと進化するのか?新機能ばかりフューチャーされるのではなく、選択され洗練されたUIで、目的の利用法方法に即したブラウザーへと進化してもらいたいものです。
IEとGeckoを切り替えられる「Lunascape 2.0」プレビュー版公開