GoogleがまたBETAレベルのサービス「Google Scholar」をアナウンスしました。今回は学術出版/学会/大学などの学術文献を対象として、論文、書籍、ピア・レビュー、前刷り、抄録、技術レポートなどの検索が可能になる「要するにキーワード」を絞り込んだDB向けに検索サービスをかけるのでしょう。この「Google Scholar」ですが、Googleのベータ公開は、いったいいくつ目でしょうか?
Web検索同様に、クエリに対する適合度の高い順に検索結果がリスト表示されるが、Google Scholarでは、著者、掲載された出版物、引用されている頻度などもランキングに反映される。
引用文は自動的に識別され、その部分だけが別の検索結果として表示される。これによりユーザーは、オンライン化されていない学術文献も含めた情報収集が可能になる。また、検索オプションとして、著者名を指定する「author:」が追加された。
Googleは、同社が誕生した場所でもある学界を支援するためにGoogle Scholarを開発し始めた、としている。検索ボックスの下には「Stand on the shoulders of giants(巨人の肩の上に立つ)」という一文が書かれている。これは万有引力の発見という業績を成し遂げたアイザック・ニュートンが、先駆者に対して感謝の意を表した言葉である。
□ http://scholar.google.com/