901iシリーズではメール添付容量および着うた/着モーションの容量が500Kバイトまで拡大され、200万画素の静止画や最大75秒の動画が送れるようになった。また、HTMLメールのデコメールをmova端末に送信できるようになっている。
端末はいずれもステレオツインスピーカーを搭載し、3Dサウンドに対応する。また、アップルのiTunesなどを利用し、PCから端末のminiSDカードに楽曲を転送して再生できる機能も備える。対応コーデックはAAC、ビットレートは128kbpsという。
携帯電話端末向けのウイルスが登場していることから、901iシリーズでは新たにセキュリティスキャン機能を搭載した。これはマカフィーと共同で開発したもの。プログラムやデータを端末にダウンロードする際、端末の動作上問題を引き起こす要素があれば自動的に検出する。ただし定義ファイルは自動更新されず、ユーザーが手動で行う形となる。ほかにも遠隔ロック機能を備え、あらかじめ登録した電話番号から指定回数着信させることで盗難時に第三者が不正使用できないようにした。
FOMA 「 901i シリーズ」の主な特長
外部メモリカードに保存したAAC形式の楽曲ファイルを再生する機能は全機種に搭載。
「全機種、音楽再生機能付き。メモリカードで(PCから)音楽を移すと聴ける」
今後のロードマップでは、04年末に FOMA 901i シリーズに移行して、その後、FOMA投入スケジュールは年2回というペースで発売され、FOMA 901iの後継機種は「 FOMA 901iS シリーズ」となる予定。
「今後の900iシリーズ(901iSや902i)は、全機種がおサイフケータイになる」
カメラは全機種が記録画素数で200万画素クラスを搭載。さらに、メール送信可能なファイル容量を、業界最大となる500Kバイトにアップ
「2Mの写真がそのまま送れるように調整した。添付できる動画も15秒から1分以上の長さになった」
デコメール機能も強化され、全機種がデコメールのテンプレートを搭載
ムーバや900i以前のFOMAに対しても、デコメールを送信できるようになった。
機能面で大きなトピックがなく、900iの改良とも見える901iシリーズ
これまでの不満点を一つずつ潰すことで完成度を高めた。新サービスへのチャレンジを目指すシリーズというよりも、まさに「3G携帯の完成形」。
1.「3Dサウンド」に対応
全機種ステレオツインスピーカーを搭載し、音の定位情報を操作できるようにメロディ機能を拡充したことにより、対応の各種メロディが音質表現から空間表現に進化。360度全方向から音楽に包まれたような感覚を演出可能。
Sonapticの3D音源技術、「N901iC」「F901iC」「D901i」に搭載
901iの特徴である3Dサウンド技術は、iアプリゲームなどでキャラクターの動きに合わせて音がする方向が変わるというもの。5機種中、3機種はSonapticの技術が使われている。
Sonapticは12月9日、同社の携帯電話向け3D音源技術がドコモのFOMA「N901iC」「F901iC」「D901i」に採用されたと発表した。音が右や左、後ろから聞こえるようにする「3Dポジショナル」技術の1つで、901iシリーズの特徴ともなっている
2.「着モーションTM」「着うた」の容量が拡大
ファイル容量が従来の最大300KBから最大500KBまで拡大し、高音質の「着モーション」「着うた」の保存、再生が可能。また、着信メロディの容量も100KBに拡大。
3.「iモード FeliCa」と「遠隔ロック」に対応
iモード FeliCaに対応し、さらに置き忘れや紛失時にも、予め登録した電話番号(公衆電話も可能)から指定回数着信させることで、第三者による使用を防ぐことができる「遠隔ロック」機能を全対応機種に搭載。
「 iモード FeliCa 」対応機種は、F901iC、N901iC、SH901iCの3機種です。
4.メール添付容量を拡大
メール添付可能容量を従来の最大100KBから最大500KBに拡大することにより、メガピクセル画質の写真送信や高画質のiモーションを送信することが可能。
5.「Gガイド番組表リモコン」をプリインストール
全機種に「Gコード」を閲覧できる番組表iアプリをプリインストール。8日先までの番組表を取得でき、番組内容を2日分まとめてダウンロード可能。ジャンルやキーワードで検索できる他、お気に入り設定やスケジュール登録など、見たい番組を見逃さない工夫も充実。リモコン機能も搭載し1、TVのチャンネル操作に加えてHDD/DVD−D/VTRの予約にも対応。
6.Flashの機能を拡大
Flashコンテンツから時刻・電波状況・バッテリーレベル等の端末情報を取得し、その状況に連動してアニメーションが変化するなど、よりリッチなコンテンツが提供可能。また、Flashコンテンツを待受画像などに利用することも可能。
7.「セキュリティスキャン」機能を搭載
外部から取り込まれるコンテンツ(プログラムやデータ)に対して、端末の動作上の問題を引き起こす可能性がある要素(問題要素)が存在するかを自動的に検出する「セキュリティスキャン」機能を搭載。
『 FOMA 901i シリーズ』
時期 : 2004年度下半期には「901iシリーズ」を投入
SH901iC:11月下旬頃を予定
F901iC:12月頃を予定
N901iC:12月〜1月頃を予定
P901i:1月頃を予定
D901i:2月頃を予定
基本機能
FOMA 901i シリーズから充電器の仕様を”やっと”統一
一部機種にFelica非接触ICを搭載
FOMA 901i 着うたをメールにやっと!設定できるようになる?
定額時代に対応して、アプリ、Flashの大容量化
デコレーションメールの強化により利用しやすく?
メガピクセルフォト送信※
メール添付容量を大幅に拡大、最大500KBのファイル添付が可能になる?
メガピクセル画像や、より高画質・長時間iモーションを送信できるようになる。
追加機能
「携帯電話の安心機能」
コンテンツやアプリケーションの利用防止機能を搭載
モバイル向け3次元音響再生(全機種ステレオスピーカー搭載)
※見送り:800MHz帯と2GHz帯のデュアルバンド対応で、カバーアリアを拡大
※一部機種:Felica方式非接触ICを搭載
※一部機種:W-CDMA/GSM方式対応
FOMA SH901iC
ビューアスタイルと高度なAV機器連携
シャープ製の SH901iC は、オートフォーカス機構付きの202万画素カメラを備えた端末。ボディは回転2軸構造を採用、液晶を表にした状態で折りたたむことが可能だ。側面にも方向キーや決定キー、クリアキーを備えるため、より多くの操作を閉じたまま行える。
2.2インチのQVGA液晶を見ながら、デジカメスタイルでの写真撮影が可能。「SH900i」に搭載されたWord、Excel、PDFなどのドキュメントビューワ機能に加え、XMDFフォーマット対応の電子書籍ビューワや電子辞書閲覧機能も搭載されている。
基本機能
・最新の「Symbian 8.0」搭載端末
・音楽再生プレーヤー機能
・着うた&着モーション メール連動設定可能
デザイン
・トルネードスタイル
・2.4or2.6インチ262,144色QVGACGS液晶 (240×320ドット)
・1.0インチ65,536色パーソナルウィンドウ(160×100ドット)
・突起アンテナ付き
カメラ
・202画素自動レンズカバー付きCCDアウトカメラ
最大解像度 1,224×1,632ドットor2,048×1,536ドット
・光学3倍ズーム
・79万画素CCDインカメラ(最大解像度 768×1024ドット)
・QVGAサイズ動画撮影&再生対応 最大30fps
日本語入力
・ケータイshoin3(絵文字変換にも対応)
・予測変換機能 学習ダウンロード辞書
・テレビ出力 (動画・静止画)対応
・日本語対応文字読み取り機能
・64和音着メロ対応(PCM音源)
・受信メール保存件数 最大2,000件 送信メール保存件数 最大200件
・着メロ保存件数 最大150曲
・iアプリ保存件数 最大200件
・静止画保存件数 最大750枚
(カメラ撮影とあわせて)
・着うた、着モーション、iモーション保存件数
(最大150件 (カメラ撮影と合わせて))
・保存容量を拡大して!特に画像とiモーション
・高さ105×幅49×厚さ24 重量 約125g
・連続待受時間 静止時約500時間 移動時約400時間
・連続通話時間 約150分 連続テレビ電話時間 約110分
FOMA P901i
カスタムジャケケットが進化を遂げた、最軽量FOMA(109g)
基本機能
・Linux OSを搭載 (NEC製)
・音楽再生プレーヤー機能
・着うた&着モーション メール連動設定可能
デザイン
・NEWカスタムジャケット
(現行のP900iカスタムジャケットの互換性はなし〜!)
・2.2インチ65,536色QVGA+液晶 (240×345ドット)
・1.0インチSTN液晶4096色
カメラ機能
・MOS 202万画素アウトカメラ(最大解像度 1,200×1,600ドット)
・31万画素CCDインカメラ (最大解像度 480×640ドット)
日本語入力機能
・T9ダイレクト
・予測変換、ダウンロード辞書機能
・QVGAサイズ動画撮影対応 最大20fps
・テレビ出力 (動画・静止画)対応
・日本語対応アクセスリーダー
・64和音着メロ対応 (PCM音源)
・受信メール保存件数 最大1,000件 送信メール保存件数 最大400件
・外部メモリー miniSD
・着メロ保存件数 最大250曲
・iアプリ保存件数 最大200件
・静止画保存件数 最大500枚
(カメラ撮影とあわせて)
・着うた、着モーション、iモーション保存件数
最大150件 (カメラ撮影と合わせて)
・静止画&iモーションそれぞれの外部メモリーに保存可能、コピーは不可?移動のみ?
・高さ102×幅48×厚さ21 重量 約109g
・連続待受時間 静止時約500時間 移動時約430時間
・連続通話時間 約100分 連続テレビ電話時間
・カラー ホワイト、ブラック、シルバー
FOMA N901iC
より大きな液晶画面でデコレーションテレビ電話を楽しむ。
基本機能
・Felica搭載
・Linux OSを搭載 (NEC製)
・音楽再生プレーヤー機能
・着うた&着モーション メール連動設定可能
デザイン
・TFT液晶高精細な2.3インチ6万5534色を採用
・サブ液晶0.96型STN4096色
カメラ機能
・100万画素CCDアウトカメラ(最大解像度 1,200×1,600ドット)
・31万画素CCDインカメラ (最大解像度 480×640ドット)
・QVGAサイズ動画撮影対応 最大30fps
日本語入力
・予測変換機能 学習ダウンロード辞書
・テレビ出力 (動画・静止画)対応
・日本語対応アクセスリーダー
・64和音着メロ対応 (PCM音源)
・ダブルスピーカー
・受信メール保存件数 最大400件 送信メール保存件数 最大100件
・メールを読み上げる「ハンズフリーメール」機能
・着メロ保存件数 最大500曲
・iアプリ保存件数 最大200件
・静止画保存件数 最大700枚
(カメラ撮影とあわせて)
・着うた、着モーション、iモーション保存件数
最大200件 (カメラ撮影と合わせて)
・高さ102×幅48×厚さ26 重量 約126g
・連続待受時間 静止時約435時間 移動時約430時間
・連続通話時間 約140分 連続テレビ電話時間 約120分
・カラー チョコ、ブルー、ピンク、ホワイト
FOMA F901iC
セキュリティに強い、大画面・高画質ビデオケータイ
F900iT、F900iCと個性的な端末を次々とリリースする開発力を発揮しています。
現行の機種でもFOMA端末の中でNo1の機敏な動作をすると言われているので期待できます。
基本機能
・最新の「Symbian 8.0」搭載端末
・音楽再生プレーヤー機能 iTunes対応のプレイヤー内蔵
・着うた&着モーション メール連動設定可能
・Felica機能搭載
・指紋認証
・ステレオスピーカー搭載
デザイン
・普通の折りたたみスタイル
・突起アンテナ付き
・2.4インチ 262,144色 QVGA TFT液晶 (240×320ドット)
・1.0インチ 65,536色 有機ELサブディスプレイ (120×160ドット)
カメラ機能
・有効画素数204万画素CCDアウトカメラ (最大解像度 1,224×1,632ドット)
・有効画素数31万画素CCDインカメラ (最大解像度 480×640ドット)
・QVGAサイズ動画撮影&再生対応 最大25fps
・連続予測変換対応
(ダウンロード辞書)
・64和音着メロ対応(PCM音源)
・受信メール保存件数 最大1,500件 送信メール保存件数 最大200件
・着メロ保存件数 最大500曲
・iアプリ保存件数 最大200件
・静止画保存件数 最大1,000枚
(カメラ撮影とあわせて)
・着うた、着モーション、iモーション保存件数 最大200件
(カメラ撮影と合わせて)
・高さ104×幅51×厚さ26 重量 約123g
・連続待受時間 約550時間 移動時約420時間
・連続通話時間 約140分 連続テレビ電話時間 約100分
・カラー ブルー、ブラック、ホワイト
FOMA D901i
アルミの高級感とクイックスライドが融合
基本機能
・音楽再生プレーヤー機能
・着うた&着モーション メール連動設定可能
・ステレオスピーカー搭載
デザイン
・スライド式 D253iのFOMA版
・2.4インチ 262,144色 QVGATFD液晶 (240×320ドット)
カメラ機能
・アウトカメラ 有効画素数200万画素、記録画素数320万画素
・インカメラ 31万画素
・QVGAサイズ動画撮影&再生対応 最大30fps
日本語入力
・ATOK(AI推測変換)対応
・予測変換機能 学習ダウンロード辞書
・48和音着メロ対応(PCM音源)
・受信メール保存件数
最大2,000件 送信メール保存件数 最大200件
・着メロ保存件数 最大500曲
・iアプリ保存件数 最大200件
・テレビ出力 (動画・静止画)対応
・外部メモリー ミニメモリースティック
・静止画保存件数 最大1,000枚
(カメラ撮影とあわせて)
・`着うた、着モーション、iモーション
保存件数 最大300件 (カメラ撮影と合わせて)
・高さ106×幅50×厚さ25 重量 約120g
・連続待受時間 約550時間 移動時約430時間
・連続通話時間 約140分 連続テレビ電話時間 約90分
・カラー ブラウン、シルバー、ブルー
・次期端末では、発売時期を他のメーカーに合わせて発売できるのでしょうか!
901iの後継シリーズでは「C」が取れる?
901iシリーズの発表では,一部で「全機種で非接触ICカード機能を内蔵する」との観測があったが,実際にはFelica機能を搭載したのは、5機種のうちF901iC,N901iC,SH901iCの3機種にとどまった。
夏野氏は
「901iシリーズでは,開発当初から全機種での実装は考えていなかった。なぜなら,901iシリーズの開発段階ではICチップを安定供給できるか不安があったからだ」
と説明する。
NTTドコモでは901iシリーズとその派生機種の合計で,今後1年間に1000万台出荷する計画である。それに見合ったICチップの量産体制が整わないと,全機種には搭載できないとの判断だ。万一,ICチップに不具合があれば,901iシリーズの全機種が影響を受けることになる。そうしたリスクを避ける意味で,3機種のみに搭載したもようだ。 ただし,今後は全対応へと動く。
「2005年に発売する901iシリーズの後継機種では,非接触ICカード機能を全機種に内蔵する。そうなれば,もはや非接触ICカード機能内蔵かどうかを区別する必要もなくなるので,今後の製品では型番の末尾に付けている『C』を外すことになるだろう」
と表明した。
901以降の機種は、iSとなると発表されていますが、これで901iCSなど変な名称になるのではと思っていた点が解消されますね。。さて名称はともかく、今後Felicaだけではなく、他の機能やデザインはどうなっていくのでしょうか?800MHz帯のために付けたアンテナも使わないまま、901iの発表時に外せなかった、SHとFの件もありますし、今後800MHzをどうするかでデザインが大きく変わります。。
FOMA So901iS
ここまでの話題の中に、期待のソニー製/ノニエリ製 So901i の名称がでてきませんが、Sony EricssonはVodafone向けにW-CDMA3G端末の発売を表明していますので、FOMA向けには端末をリリースしないんでしょうか?
So901iCは、05年HSDPA開始時に発売?との推測もできます!
現在までSONY製、Sony Ericsson製のFOMAは発売されていませんし、ネットの噂でもSOは出ないと言われていますが、SONYファンは期待を込めて日々噂を探しています。
一点希望が持てるのは先日Vodafoneから802SEとしてソニーエリクソン製端末の発売が発表されましたので、W-CDMA端末の開発が行われている証となります。しかも機能も満載で、通信方式としてW-CDMAだけではなくGSMも搭載して、しかもBluetoothまで使えますので、ドコモF900iTも真っ青のマニア垂涎のフル装備端末です。
しかも端末にはドコモ仕様と似た、赤外線通信やFlash、TV電話機能も搭載していますので、この際デザインだけなんとかドコモっぽく作りなおして、802SE を So901i として出してしまうって言うのはダメでしょうか?
<<UPDATE:20041028>>
ドコモは、2005年度前半にHSDPAサービスを開始予定。
HSDPA開始当初は、まず下り3.6Mbpsから開始する予定。3G Americasの会長、クリス・ピアソン氏は、「HSDPAの商用サービスはNTTドコモが第1号で、第2号はCingularになると予想している」と話している
HSDPAは、現行の3GシステムW-CDMAの進化型であり、下り通信速度は最大で14.4Mbps。Ericssonは、2005年の後半に商用HSDPAをリリースする予定だ。「W-CDMA製品はHSDPAに簡単にアップグレードできる」とEricssonはしており、世界のW-CDMA採用事業者は、次のステップアップにHSDPAを導入しやすくなっている。
この話から推測すれば、SONY(SonyErricsson)端末は、この05年前半に導入されるHSDPAがターゲットなんでしょうか?
逐次、情報があり次第アップデートしていきます。
お楽しみに!!
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