マイボディガード:守りたい-生きる希望をくれたのは9歳の少女だった。マイボディガードでは違う世界に生きてきた二つの魂の熱くせつない愛の物語を、大きなアカデミー賞俳優(デンゼル・ワシントン)と小さな演技派女優(ダコタ・ファインディング)が魂のコラボレーションで描き出します。
話の概要は、メキシコシティでは身代金目当ての誘拐が後を絶たず、金持ちたちは子供の送り迎えにもボディガードをつけている。アメリカ軍で特殊工作員だったクリ−シー(デンゼル・ワシントン)は引退して、元同僚(クリストファー・ウォーケン)のいるメキシコシティに身を寄せる。簡単な仕事だとボディガードを頼まれることから始まります。 無骨な男でいままで接したこともない子供の世話など、全く気が進まなかったクリーシ−(デンゼル・ワシントン)が、少女ピタ(ダコタ・ファインディング)の純真さに工作員としての過去の傷が癒されるのを感じ変わっていく。 しかし、ひと時の休息も突然終わり、組織誘拐団が本物の警官を使ってピタを誘拐することに成功してしまう。父親は身代金を支払ってを娘を取り戻そうとするが、受け渡し時に現れた別の一味に金を横取りされて交渉に失敗してしまう。怒りに駆られたクリーシーは、ピアの命を守るために誘拐団を壊滅することを誓い、誘拐に絡んだ男たちを次々に殺していく。 映像とその背景には迫真の演技と迫力があって映画としてはとても面白かったのですが、映画の背景になったこんなに怖い都市には絶対行きたくない・・(++、と本気で思ってしまいました。メキシコシティって、ほんとにこういうところなのでしょうか?と思ってしまうほどの迫力なのです。。 映画全体としては、戦地からトラウマを抱えて帰り愛情を信じなくなってしまった一人の男が、純真に彼に笑顔をぶつけてくる一人の少女に触れ合う事によって、まるで新たな生を受けたように生きる意味を見出しますが、またその少女によって死への死者としての運命も背負ってしまうのです。レオン公開から10年が立ち、いまだにジャン・レノといえば『レオン』と言う人はきっとはまるはず。このレオンで描かれていた、切ない恋と運命にも似た、今回の映画は、かわいく、かっこよく、恐く、そして切ない・・・ デンゼル・ワシントンとダコタ・ファニングのサスペンス映画となると思いますが、題名から受ける印象とは違って、唯一可愛いのはダコタ・ファニングちゃんの顔のみのと、内容はかなりハードな映画に仕上がっています。デンゼル・ワシントンのイメージもガラリと変わって超カッコイイよいのです!
※ダコタ・ファニングは2001年、映画『I am Sam アイ・アム・サム』にも娘役のルーシーで出演してその演技力は大絶賛され、天才少女の名をほしいままにしている、2005年公開予定のスピルバーグ監督作品『宇宙大戦争』にも、トム・クルーズと出演予定。。