この噂の元は、最近アップルの動向を見ているUSのアナリストの発言がきっかけのようです。 その内容とは、「米投資銀行クレイグ・ハランのアナリスト、ジョージ・サトン氏は調査リポートの中で、デジタル・リバーがあらゆるコンテンツをあらゆる機器にダウンロードできるよう、自社技術の向上を目指していると指摘。」 これが進行中であることを経営陣が示唆していたため、iPodに技術採用とのうわさで、DJ-デジタル・リバー株が上昇したのです、これは市場の思惑が間違っているとは言い切れないと見ているようです。
DJ-デジタル・リバー株が上昇、iPodに技術採用との噂
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)12日の米ナスダック市場で電子商取引向けソフトウエアを手掛けるデジタル・リバー(Nasdaq:DRIV)が大きく上昇した。アナリストによると、米アップルコンピュータ(Nasdaq:AAPL) の携帯デジタル音楽プレーヤー「iPod」(アイポッド)の新バージョンへのゲームのダウンロードで、デジタル・リバーの技術が採用されるとの思惑で買われたという。終値は前日比3.54ドル(10.07%)高の38.70ドル。一時は40.17ドルまで上昇した。
デジタル・リバーとアップルの広報からは現時点ではコメントを得られていない。 ただ、このうわさでは、アップルのオンラインミュージックストア「iTunes(アイチューンズ)」で、アップル自身ではなく、デジタル・リバーがダウンロードを代わりに行う契約が結ばれることを想定している。 一方、投資銀行オッペンハイマーのアナリスト、アレクサンドル・ゾロビク氏によると、デジタル・リバーは来年2月までに大手ソフトまたはゲーム会社との間で技術提携の契約を結ぶ公算が大きい。 契約相手の候補として名前が挙がっているのは、ソフトウエア大手のマイクロソフト(Nasdaq:MSFT)、コンピュータ・アソシエイツ(NYSE:CA)、ゲームソフト大手のエレクトロニック・アーツ(Nasdaq:ERTS)、インタラクティブ・ゲームソフト開発会社のアクティビジョン(Nasdaq:ATVI)など。インターネットを通じたダウンロードの形でソフトを販売する方向に業界が進んでいるため、これら企業の1社あるいは複数と契約する可能性があると同氏はみている。 ゾロビク氏も、デジタル・リバーの株価上昇の理由についてはサトン氏と同様、iPod絡みの思惑がきっかけだったとみている。同氏は、同社の技術が音楽や電子ブックのダウンロードにも使用される可能性があるとの見方を示した。 ゾロビク氏、サトン氏ともデジタル・リバー株を保有しておらず、オッペンハイマー、クレイグ・ハランともデジタル・リバーに対して投資銀行業務を提供していない。 さて、1月にはメモリータイプのiPodが発売とも噂されていますし、その後4月以降には、iPodでダウンロードゲームが遊べるようになるのでしょうか?