安全知能研究グループとフィールドシステム研究グループの「乗車型移動プラットフォーム」を開発したそうですが、これは次世代の乗り物として話題になった米Segway LLCの「Segway HT」に似てはいますが台座だけのシステムなので不安定?というよりも不安です。。
この「PMP(Personal riding-type wheeled Mobile Platform)-2」の重さはおよそ12kgで、Segway HTに比べてかなり軽量であることと、ハンドル部がないのでコンパクトなことが特徴だ。スペック上の最高速度は時速7km程度で、20km程度まで出せるSegway HTよりは遅くなっているが、このあたりはギヤ比にもよるので、現時点で比較することにはあまり意味はないだろう。 前バージョンのPMP-1では重さが37〜8kgもあったが、バッテリの変更と、筐体の材質をカーボンファイバにしたことで、大幅に軽量化。さらに、ほとんど直方体だったボディの形状も、PMP-2では前傾姿勢のためのクリアランスを確保するなど、より実用化を意識した仕上がりとなっている。電源はリチウムイオンバッテリを2つ搭載しており、連続1時間半、10km程度の距離の運転ができるということだ。 Segway HTも見た目は不安な乗り物だが、PMP-2はさらにハンドルもないなど、「実際の乗り心地はどうなの?」と気になるところだが、担当者によれば、「旋回は多少の慣れが必要だが、前後方向への移動はそれほど難しくない」ということだ。実際、デモ機は2日前に出来上がったばかりということだったが、特に問題なくスムーズに移動できていた。 操作はSegway HTと同じように、重心の移動で行う。本体上面には力センサーが埋め込まれており、搭乗者の左右の重心移動を検知。また、傾きを検知する加速度センサと、角速度を検出するレートジャイロも搭載しており、そのデータをもとに前後方向の安定化制御を行っている。こういった倒立振子のバランスは、本体が前方に傾いたら前に進み、後方に傾いたら後ろに進むことで保たれているわけだが、制御によるバタバタ感は一切なく、ほとんど静止しているように見えた。 用途としては、やはり将来的には公道での走行も視野に入れているが、ご存じのように、現状は法的な問題がある。Segway HTのときも話題になったが、米国とは異なり、日本では法改正の動きは見られない。このPMP-2は、小型・軽量で持ち運びも容易なため、電車に持ち込んで移動し、駅からのちょっとした距離の移動などに使える。そういった意味で、より日本向きな製品といえるのだが、安全性などを考慮した上で、各方面で検討されていくことが望ましいのではないだろうか。 現在は、製品化に向けた提携先などを探している段階で、今後は性能の検証や安全性の強化なども行うため、実用化にはまだ1年以上はかかりそうだ。前述のように公道の走行ができないため、当面はアトラクションなど、限定した場所での使用を目指している。価格は、10万円以下が目標とされている。 セグウェイ ( Segway ) ポリスモデルが登場! セグウェイ ( Segway ) 新モデルは「より直感的」 セグウェイ ( Segway ) 技術をライセンス ラジコンロボットが登場する! セグウェイ ( Segway ) 次世代ゴルフコース用など新モデル発表 日本発!産総研開発のセグウェイ? セグウェイにポータブルモデルが仲間入り セグウェイ ( Segway ) オフロード用新モデル 空は飛べないが坂道発進できる“魔法のほうき”